21話のあらすじ
インターハイが始まり準決勝まで順調に勝ち上がった横浜湊。次の対戦校は岬省吾の所属する比良山高校。シングルスに選ばれた亮だったが人知れずプレッシャーにくじけそうになっていた。そんな彼の悩みを聞いた横川は、遊佐ですらも常にプレッシャーと戦っていることを明かす。それを聞いた亮は……。
21話の感想
毎度のごとく大会初戦から準決勝まで全カットで余裕に勝ち上がる横浜湊。地区大会や県大会みたいに楽々勝ち上がれるとは思えないんですけどまあ……そういうもんだと思わないとね。それとも強豪が全国に数校しかないんか?
それはともかく準決勝の相手は岬くんのいる比良山高校。
そのシングルスに選ばれた水嶋くんはここへ来てプレッシャーに押しつぶされそうになっていました。曰く、自分のせいでチームが負けたらどうしよう、という不安。チームスポーツや団体戦に参加する選手なら誰もが一度は通りそうな道ですね。
そんな水嶋くんに対して相談された遊佐くんは「俺はプレッシャーとは無縁なんでね」とかっこよく言い放って外にランニングへ。しかしそれを訳した横川くんによれば、遊佐くんも本当はいつも不安と戦っているんだとか。「不安は後ろからやってきて肩を叩くから追いつかれないように走るんだ」という言葉が胸に刺さりました。スポーツやってなくてもなんか刺さる……。
それを聞いた水嶋くんは遊佐くんを追いかけて外へ。ほかの部員たちもみんなで走り出します。青春。
こうして一夜明けた準決勝の日。水嶋くんの対戦相手は、遊佐くんに対抗心を抱くライバルの1人・岬くん。水嶋くんにとっては中学時代一度も勝てなかった相手でもあります。遊佐くんと戦いたかった岬くんは水嶋くんのことは眼中になく格下に見ていたんですが……。
その岬くん対水嶋くんの試合、素晴らしかった。もうとりあえず作画が最高に良かったこともあってめちゃくちゃ面白かったです。スピード感、躍動感と言い、作画の美しさと言い、全てが完璧でした。
左利きである岬くんに最初は苦戦した水嶋くんがだんだんと自分のリズムを掴んで試合中に進化していくのもザ・主人公。
まあそうは言っても試合の魅せ方が上手かっただけで、相変わらず何がどうなったのかはよく分からなかったんですけどね。作画が素晴らしかったので文句はないです。
あとはもうやっぱり岬くんを演じるとっしーこと豊永利行さんが素晴らしかった。途中から登場したキャラではあるんですが、遊佐くんの他のライバル(岡崎や伊達)と比べてはるかに過去や心情が丁寧に描かれていたこともあって好感度めちゃくちゃ高くなりました。遊佐くんに勝てなくて逃げるように神奈川から離れたことや、そのことを自分で認めることができなかった弱さ。そういうの描かれちゃうと好きになっちゃうよね……。そうして上ばかり見続けた結果、下から迫ってくる新たな才能に気づけず破れてしまうところもエモ。そんな岬くんを、繊細なお芝居に定評のあるとっしーが演じてくれて本当に良かった。最高でした。
あと沖縄に応援に行けなかった一色くんや歩美ちゃんたちが学校でライブビューイングしようと企画する展開も個人的にすごく良かった。最初は一色くんたちだけだったのが少しずつ生徒が増えて、「昼休みにやるやつ?」という認識だったのがだんだんとバドの魅力に気づいていく描写とか、みんなで固唾をのんで見守る姿とかになんか泣けました。学生たちがみんな一緒になんかやるっていう展開に弱い……。っていうか夏休みなのに結構人おるな……。
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