アニメアニメ感想

【アニメ感想】ヴィンランド・サガ SEASON2 第4話 「#04 目覚め」

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4話のあらすじ

”客人”たちのリーダーである蛇(CV.小松史法)はトルフィンに剣を向けていたキツネを咎め、2人を窮地から救った。トルフィンは蛇からただならぬ気配を感じ咄嗟に蹴りかかってしまう。その身のこなしを見たエイナルは、トルフィンがただ者ではないと感じ取り……。

4話の感想

トルフィンにとっても、そしてエイナルにとっても重要な回となった第4話。
今回は特に音楽の使い方が印象的でした。無駄な音楽が一切なく、環境音(虫の声や木の倒れる音)だけが響くシーンは自分がまるでその場にいるような臨場感と緊張感が味わえました。トルフィンとエイナルの声だけが聞こえる無音のシーンは特に緊張感が凄いですね。息遣いまではっきり聞こえてお芝居もじっくり堪能できますし。

それと同時に、やはりトルフィン役の上村裕翔さんとエイナル役の武内駿輔さんのかけあいが非常に聞き応えがありました。
トルフィンがかつて戦士であり多くの人の命を奪ったことを知ってしまったエイナル。トルフィンが彼の家族を殺したわけではないけれど、エイナルにとっては戦士というだけで仇の一部に思えてならないのでしょう。
一方で生きていることに価値を見出せず自身の生に無頓着なトルフィン。蛇との出会いで自分の体が生きたいと願っていることを知り戸惑います。さらに毎晩夢の中で自分の犯してきた罪に苛まれ、うなされる日々。悪夢にうなされる上村くんのお芝居が本当に鬼気迫るものがあって震えました。
そしてトルフィンを許せないと思う一方、彼の苦しみを知ってしまったからこそ葛藤するエイナル。竹内くんの表現力も素晴らしい。
大切な家族を殺されたという境遇は同じなのに、被害者のままのエイナルと加害者にもなってしまったトルフィンの対比が切ない。

またエイナルの「誰かのおかげで生かされている」というセリフがとても深い。普段生きていると忘れがちなことだけどとても大切な言葉ですよね。
トルフィンにとってアシェラッドは尊敬する父の仇でしたが、それと同時にアシェラッドによって生かされていたというのもまた事実。けれどトルフィンがそのことを受け入れられる日は来るのでしょうか……。

動画配信

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※本ページの情報は2023年1月時点のものです。
最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。

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