【アニメ感想】HIGH CARD 第5話「#05 POWER GAME」

アニメ

2023.02.07

5話のあらすじ

ピノクルの社員が街で暴れまわった痕跡がSNSから消去され、関わった事件の捜査も全て打ち切られていることに納得がいかない刑事のシュガー・ピース（CV.高橋李依）。一度気になると何も手につかなくなる性分のシュガーは他の刑事たちに忠告されてもそれを無視し独自の捜査を始める。

5話の感想

今回は今まで一番ハードな回となりました。結構怖い（というか痛い）死に方がやけに丁寧に描かれていてちょっと背筋がひんやりしました。グロイの苦手な方にはキツイかも。

前回第4話で敵として登場したジョン・ドゥ。警察に逮捕されたジョン・ドゥは所属していたクロンダイクファミリーからの報復を恐れ、命を保証する代わりに組織の情報を売ると取り引きを成立。
この時取り調べに立ち会っていたのはシュガーともう一人の刑事なんですが、こいつが裏切者。クロンダイクと繋がっていたためにジョン・ドゥは裏切りがバレ、ファミリーのボスであるバン・クロンダイクによって公開処刑されてしまうことに。
シュガーもまたクロンダイクの部下・ニャットに命を狙われ、これ以上首を突っ込むなと忠告を受ける羽目に。シュガーちゃんは正義に燃える若き刑事ですが、一度気になったら夜も眠れないという性分のせいで、どんどん危険な方へと突っ走っています。フィンのおかげで命拾いしたものの、1人だったら間違いなく殺されてましたね。
シュガーの上司であるヤング警部はピノクルやクロンダイクの裏の顔を知っているどころか、ピノクル社CEOのセオドール、クロンダイクファミリーのボス・バンとも顔見知りという事実が発覚。この人一体何者……？セオドールやバンとは昔それなりに仲が良かったようで、彼らが事件を起こしてもそれを裏でもみ消している様子。しかし一方で部下のシュガーのことも気にかけているのか、なんとも難しい立場のようですね。

さて今回はシュガーちゃんメインでしたが、クロンダイクファミリーのメンバーが初めて全員（？）登場しました。
ボスのバン・クロンダイクを演じるのは関智一さん。最近はこういった悪のカリスマ的な役が増えてきましたね。ジョン・ドゥを触れずに殺したところから見るにおそらくプレイヤーの1人。チャリティーパーティーで部下の公開処刑するとか完全にイカレてます。
バンの右腕的存在なのか常に傍にいるサングラスのイケメン・ティルトは豊永利行さん。個人的にビジュアルが優勝。めちゃくちゃかっこいい。

第1話にも登場していたボビー・ボールは沢城千春さん。ヤング警部からはおこちゃま扱いされてて笑いました。
続いて初登場したのがクロンダイクファミリーの（おそらく）紅一点ニャット・チ・グエン。演じるのは田村睦心さん。物を浮遊させたり自在に操作したり、しかもそれを対象物には触れずに行うという超強い能力の持ち主。シュガーちゃんは首を絞められ、フィンは拳銃を操られ危うくシュガーちゃんを撃ちそうに……。この辺りの絶望感最高でした。
他にも2人ほど登場したものの名前も声優も分からず。

イカレたマフィアのボス・バンが登場したことで一気に世界観がダークでハードになってきました。
ピノクルやクロンダイクの裏の顔を知りながら見て見ぬフリをするヤング警部たち警察。首を突っ込んだら危険だと理解しながらもまだまだ諦めないシュガーちゃん。
複数の陣営が登場してまた一気に物語が面白くなってきました。まだほとんど登場していないもう一つの陣営・フーズフーも含め、ここからの展開に期待です。