【アニメ感想】もういっぽん！第11話「黄金時代」【アニメ感想】もういっぽん！第11話「黄金時代」 |

【アニメ感想】もういっぽん！第11話「黄金時代」

アニメ

2023.03.20

11話のあらすじ

優勝候補の立川学園、そこには中学から名を馳せた選手がずらりと並び、柔道マニアの夏から各メンバーの強さを解説された青葉西の面々は圧倒されてしまう。
そんな選手たちを集め育てる監督の犬威凛架（CV.赤﨑千夏）は部員たちからも恐れられる厳しさの持ち主だが、夏目とは何やら縁があるようで……。

11話の感想

青葉西の3回戦の相手、それはなんと優勝候補の強豪・立川学園。
柔道マニアのなっちゃんが解説してくれたところによると、部員はみんな中学から有名な選手ばかりで顧問の犬威先生にその実力を見染められて集められているそう。
一際目立つ巨体の冨士森蘭（CV.杉山里穂）は78㎏超級の昨年度インターハイ優勝者。78㎏超級というと前回登場した堂本恵ちゃんと同じですね。また厳しい戦いになりそう。ちなみになっちゃんのつけた異名は「柔戦車」ですが、早苗からはいつの間にか「キングコング」と呼ばれてましたねｗ
キャプテンの榊原真帆（CV.松嵜麗）は去年のインターハイで腕を骨折していたにも関わらず延長戦まで戦い抜いたという強者。なっちゃん曰く「畳の鬼」。
大阪弁が印象的な真島光（CV.石上静香）は去年の金鷲旗優勝の立役者とも呼ばれる、なっちゃん曰く「技のジャングル」。多種多様な技を次々と繰り出し自分より大きい相手でも転がしてしまうのだとか。
葉月優里（CV.宮本有芽）は寝技を得意とする「武道場のアナコンダ」。
そしてまだなっちゃんの異名はないものの、2回戦で5人抜き（しかも計1分で）を果たした驚異の一年生・小田桐華（CV.大西沙織）。未知に負けず劣らずのポジティブシンキングらしく、まだ見ぬフランス人彼氏に出会うことを夢見るコメディ担当。
さらにフランスからの留学生エマ・デュラン（CV.関根明良）。純粋で明るい子ですが、フランスは柔道強豪国なのでこの子もかなり強そうですね。

レギュラーメンバーだけでも相当クセが強く個性的なキャラが揃っている立川学園ですが、顧問の犬威先生も負けていません。部員たちの前ではちょっとの気の緩みも許してくれない鬼監督として恐れられている一方、実は学生時代夏目先生の後輩で彼女に憧れていたことが判明。夏目先生の前では鬼監督は見る影もなくなり、まるでアイドルを推すファンのようなテンションに変貌ｗ
夏目先生、学生時代から女子に大人気だったんですね。というか学生時代の方がかっこいい女子って女子から人気ありますよね。下手したら男子より人気なことある……ｗ
そんな犬威先生に対してどこまでもクールな夏目先生。対戦校なのだから少なくとも試合が終わるまでは馴れ合うことはしたくないと正論。それに対し夏目先生への憧れは封じ、思いのほか強気な犬威先生。何とも魅力的なキャラクターです。
才能に溢れて努力も怠らないと自分の生徒たちの勝ちを確信する犬威先生に対し、夏目先生もまた「彼女たちだって才能に溢れている黄金時代」だと言い返すのがめちゃくちゃグッときました。

次の対戦相手が超強豪と知って緊張する早苗と未知に対して南雲ちゃんが言った、「同じ高校生で、きっと向こうもカラオケしたりパフェ食べたり恋バナしたりしてる」という励ましも素敵でした。
強豪校も弱小校も、強化指定選手も無名の選手も、同じ高校生で同じように柔道に向き合って毎日練習して、そこにかける想いは大なり小なりきっと同じもので。勝っても負けても、そこにかけた想いにはきっと優劣はないんだろうなと。そんな青春のキラキラが詰まっていて素敵でした。