アニメアニメ感想

【アニメ感想】天国大魔境 第1話 「#01 天国と地獄」 

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1話のあらすじ

壁に囲まれた緑豊かな施設で伸び伸びと暮らすこどもたち。ある日トキオ(CV.山村響)は抜き打ちテストの問題の中に、「外の外に行きたいですか?」という問題文が浮かび上がるのを見つける。
一方未曾有の大災害によって崩壊した日本で、便利屋を営む少女・キルコ(CV.千本木彩花)はとある女性の依頼でマル(CV.佐藤元)という少年とともに「天国」を探して旅をしていた。

1話の感想

舞台は未曾有の大災害によって文明が崩壊した日本。現代文明やインフラのほとんどが崩壊し、生き残った人々はまだ使える施設を利用しながら細々と暮らしているという設定。
そんな荒廃した日本でキルコという20歳くらいの少女と、15歳くらいの少年・マルが「天国」を探して旅をするというのがおおまかなあらすじ。
「天国」と言ってもいわゆるあの世にあると言われる死後の世界のことではないらしく、2人は「天国」と名の付く場所や「天国」みたいな場所を片っ端から探して訪ね歩いている様子。
キルコは東京で便利屋をしていて、とある女性からの依頼でマルを「天国」に連れていくという仕事を請け負っているそう。マルくんはキルコを「お姉ちゃん」と呼んでいて、そのせいもあってか2人は仲の良い姉弟にも見えますね。

一方壁に囲まれた緑豊かな学園と呼ばれる施設の中では、荒廃した世界とはかけ離れた平穏な時間が流れています。そこで暮らすのはおもに10代の少年少女たち。
その施設で暮らすトキオはある日、抜き打ちテスト(タブレットにテストが表示される)の中に突然「外の外に行きたいですか?」という問題文が表示されるのを見つけてしまいます。それまで外の世界があることなど考えずに生きてきたトキオ。
ちょっと不思議な空気感を纏うトキオの友人ミミヒメは外の世界があると密かに信じているらしく、「いつか外の世界から2人の人間が自分たちを助けに来る。そのうちの1人はトキオにそっくり」という未来を信じているのだとトキオにだけ打ち明かします。

おそらくキルコとマルくんが目指している「天国」とはトキオたちの住む施設のこと、そしてミミヒメが予知する2人の人間こそがキルコとマルくんのことなのでしょう。
なぜ施設の中は現代文明がそのまま残りこどもたちは平和に暮らしているのか、なぜ外の世界のことを知らずに過ごしているのか、なぜマルくんは「天国」を目指しているのか。
この導入部分だけで一気に物語に惹きこまれました。ワクワクしかしない最高の1話。

そして個人的にこの作品が神アニメになると確信したのは作画のクオリティ。とにかくものすごいハイクオリティです。全てが。
文明が崩壊した日本の背景美術は廃墟好きにはたまらない荒廃感。
キルコが作ったそこら辺の草と缶詰で作った料理は味こそ最悪だったそうですが、作画のおかげもあってかめちゃくちゃ美味しそう。宿で女将が出してくれた鍋料理も中身はシンプルなはずなのにやっぱり美味しそう。料理が美味しそうなアニメは大体面白い。
何よりもキャラ作画、特にアクションシーンのクオリティは最高級です。迫力のある構図と疾走感があるのに一切崩れない丁寧な作画。個人的に一番好きなタイプのアクション作画です。もう最高。こういうアニメのために生きてる。
このクオリティのまま最後までいったら間違いなく2023年の中でもトップクラスの神アニメになりそう。

また声優も非常に豪華で、マルくんを今最も勢いのある新人声優・佐藤元さん、キルコを千本木彩花さんが演じています。このお2人のナチュラルで気取っていないお芝居がとても素敵。かけあいを聞いているだけでも楽しい。
施設のこどもたちの声優がまたとにかく豪華でトキオ役が山村響さん、予知能力を持つらしい不思議な雰囲気のミミヒメを福圓美里さん、絵が得意なコナを豊永利行さん、銀髪おかっぱが特徴的なシロを武内駿輔さん、独特な口調と言動のククを黒沢ともよさん、並外れた身体能力を持つタカを新祐樹さん。
どの声優さんも声やお芝居がキャラにハマっていて素敵。

謎や伏線だらけの世界観とストーリー、超豪華な声優陣、最高級の作画、どれをとっても神アニメ確定の予感がする素晴らしい第1話でした。

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※本ページの情報は2023年4月時点のものです。
最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。

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