5話のあらすじ
オーケストラ部の見学に行ったはずがいきなり初対面の佐伯と2人で演奏することになった青野。数年ぶりに人前で弾くことになった青野は緊張しつつも、同じく高い技術を持つ佐伯と順調に弾き始める。ところが演奏中、佐伯が意図的にテンポを変え始め、その勝手な行動に青野は苛立ちを覚えるが……。
5話の感想
どうやら青野くんを意識しているらしい佐伯くんといきなり2人で演奏することになった第5話。
青野くんと同じコンクールで何度も優勝している佐伯くんの実力は確かなもので、2人の演奏は部員たちをざわつかせるほど。
ところが演奏中、突然佐伯くんがテンポを変化させ2人の演奏は噛み合わなくなってしまいます。佐伯くんの演奏に合わせていた青野くんは当然イライラ。しかしそれが佐伯くんからの挑発であることにも気づき、それならばと青野くんも対抗するようにガチ演奏。
2人の演奏には原田先輩も思わず「音で喧嘩してるみたいだな」とちょっと呆れ顔。
この一連のシーンで素晴らしかったのはやはり音の再現。
ヴァイオリン素人が聴いても、綺麗な演奏→不協和音→音の喧嘩、という変化が手に取るように分かって非常に楽しめました。
何度も言ってますが青オケは音へのこだわりが本当にすごい。メインキャラにはそれぞれ違う演奏者が割り当てられて、プロの方が演奏してくださっているだけあって、演奏シーンの説得力がしっかりしてるんですよね。
青野くんと佐伯くんの演奏では音の喧嘩が表現され、その後の秋音ちゃんの演奏ではまっすぐでシンプルなカノン、さらに原田先輩率いる2、3年生の弦合奏では一糸乱れぬ調和が綺麗に表現されていました。特に2、3年生の弦合奏は本当に素人でも音が揃っているのがよく分かるし、青野・佐伯コンビと同じ曲を弾いているとは思えないほど別物でした。
演奏シーンは3DCGなので作画的にはちょっと質が落ちるんですが、音の迫力が凄いので満足感は文句なしですね。
第5話のサブタイトルにもなっている3年生のコンマス・原田先輩。
爽やかで穏やか、優しくてその上ヴァイオリンも上手いという非の打ち所がないイケメン。青野くんだけでなく、佐伯くんも一目置く存在のようで、どうやら相当な実力者の様子。
個人的には榎木淳弥さんは普通にイケメンを演じているのがなんだか久々に感じてちょっと面白かったです。最近はわりと尖った役が多かった気がするので。
父親のスキャンダル以降、目標を失い目指す場所が分からなくなっていた青野くんにとって、原田先輩は良き目標となってくれそうです。
その青野くんは元々、自分のことを誰も知らない学校がいいと海幕高校を選んだはずなのに、オケ部には自分のことを知っている人がいっぱい。その上部員たちにも、父親が不倫した有名なヴァイオリニストであることがバレてしまい、あの辛かったに逆戻り……。
けれどそんな中、またしても秋音ちゃんのまっすぐな音に救われることに。
秋音ちゃんの何がすごいって、青野くんと佐伯くんがとんでもない演奏をかました後に、何の躊躇もなく演奏できるところ。その勇気が本当にすごい。きっとこういう人が上手くなっていくんだろうなって。いろんな意味で場の空気を変えてくれた秋音ちゃんに、青野くんはどんどん惹かれていくんだろうなあ。
最初は敵視しているのかなと思っていた佐伯くんとも仲良くなれそうだし、ようやく青野くんの新しい居場所ができましたね。
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※本ページの情報は2023年4月時点のものです。
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