11話のあらすじ
再び昏倒してしまったルーシー、その原因はシメオンと同じく盗まれた禁書”カルナマゴスの遺言”だと判明する。エリアスにとっては初めての友達であるシメオンのため、チセもまたルーシーのために力になりたいと申し出るがエリアスだけでなくアレクサンドラからも「子どもが手を出すことではない」とたしなめられてしまう。
11話の感想
ルーシーもまた、シメオン先生と同じく”カルナマゴスの遺言”によって魔力を吸われ続けていると判明。一体なぜこの2人なのか、アレクサンドラたちが頭を悩ませる中、またしてもルーシーのために何かしたいと言い出したチセと無理をしてほしくないエリアスの間で軽い痴話喧嘩が勃発。
初めての友達(になるかもしれない)であるシメオン先生を助けたいと言ったエリアスに、密かに感動するチセ。これまでエリアスが誰かを友達と呼んだことは一度もなかったので、凄まじい成長ぶりを感じますね。チセもすごく嬉しかっただろうな。
友達のために何かしたいけど相手には無理をしてほしくないと同じことを言いあうエリアスとチセがあまりにも微笑ましかったです。似た物同士で可愛い。お互いがお互いの保護者みたいな関係が面白いですね。
前回、人狼から逃げるために裏道を使ったチセは契約通り羊を用意して猟犬たちに対価の支払い。その羊たちを用意してくれたのは、裏道を紹介してくれた郵便屋のヘーゼルさん。何かとチセに良くしてくれるヘーゼルさんですが、今回はちょっとチセにお冠のよう。
自分たちを襲ってきた人狼を助けるために彼らの分まで対価を支払うと取り引きをしたチセの行動を危惧していたようです。
いつも自分自身を犠牲にして周囲の誰かを助けようとしてきたチセ。けれど今回のように自分だけでは用意できない対価を要求されたら? 自分の周りの大切な人にまで危害が及んだら?
目に入る者全てを助けようとしていたら、いつか自分の大切なものまで失うかもしれないよというチセにとってはあまりにも耳の痛いお説教。
体が勝手に動いてしまうというチセは今後、ヘーゼルさんの言う「我慢」ができるようになるのか。
一方、ルーシーとゾーイにはちょっと甘酸っぱい展開も。
保健室で休んでいたルーシーのもとに夜中こっそりお見舞いにやってきたゾーイ。そんな彼にルーシーはなんと、蛇たちを触らせてほしいという意外なお願い。もしかして蛇好きなのかなと思ったら、かつてウェブスター家で使役していた蜘蛛たちの存在を思い出していたようです。
自分の蛇を撫でるルーシーに照れるゾーイ。
そんな2人のやり取りを偶然にも聞いてしまったセスは「春がきた」とちょっと嬉しそう。春がきましたね^^
生徒たちがハロウィンで浮かれる中、まだ本調子ではないのに廃棄塔でのアルバイトに申し込んでしまったから這ってでも行こうとするルーシーを必死に止めるチセとゾーイ。チセもエリアスたちに心配される気持ちが少し分かったようです。
なんとかルーシーを説き伏せて、アルバイトに代わりに行くことになったチセとゾーイ、そしてちょうどお見舞いに来ていたリアンとアイザック。
学園の複数ある塔のうち、魔術で作った失敗作や廃棄できないものなどが保管される場所だという廃棄塔。
チセたちが廃棄塔に向かうとそこにはフィロメラと彼女の知り合いだという謎の青年ファビオ・ザッケローニの姿が。どことなく怪しげなザッケローニに対して、フィロメラはチセに「彼に気を付けて」と気になる助言。彼は一体何者なのか、フィロメラとの関係性は。そして廃棄塔でチセたちは一体何を採集させられるのか。
トーリーとナルシス先生の会話も謎が多かったですね。廃棄塔というのは今回初めて登場した言葉ですが、最初に口にしたのはナルシス先生でした。”カルナマゴスの遺言”事件も廃棄塔の連中の仕業ではないかというナルシス先生。彼が怪しく見えてしまうのは私だけでしょうか……。
そしてトーリーの本名がトリスタンということも判明。しかし彼はこの呼び方が好きではないようです。まだまだ謎が深まるまほよめの世界。次回も楽しみです。
動画配信
Amazon Prime Video・ひかりTV/Leminoにて見放題配信
Amazon Prime Video↓
※本ページの情報は2023年4月時点のものです。
最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。
コメント