48話のあらすじ
杉元の荷物に平太の煙草入れがあるのを見て、自分が標的だったことに気づいた房太郎。杉元と白石を殺そうとするが、木の枝に引っ掛かり杉元と房太郎は川に落ちてしまう。水中で自由自在に動ける房太郎に杉元はなすすべなく川底へと引きずり込まれてしまい……。
48話の感想
杉元の荷物の中に刺青人皮と平太師匠のアイヌの煙草入れ、そして砂金の標本があるのを見つけてしまった房太郎。おそらく杉元たちが平太師匠を殺し自分を探しに来たのだと気づいたのでしょうね。
こうして再び殺し合うことになってしまった杉元と房太郎。彼の部下と共に3人とも戦いの最中で川に落ちてしまい、部下の人は船の外輪に巻き込まれて死亡。この時、房太郎が必死の形相で助けようとしていたのが印象的です。
水中では30分潜水できる房太郎が圧倒的有利。長い髪の毛で杉元の足を拘束する芸当もすごい。
溺れる杉元を助けるために川に飛び込んだ白石が、まるで天使のように降臨して嫌がる杉元に口移しで酸素を与えようとするシーンが、ここだけめちゃくちゃ神聖な音楽に変わっていたのが面白すぎて最高の演出でした。結局ビンタされて水死体のように浮かび上がる白石不憫w
昔の白石だったら邪魔者2人消えてラッキーくらい言ってたかもしれませんが、躊躇なく川に飛び込める白石本当にいいヤツで大好きです。まあ杉元は自力で脱出してましたが。
そういえば溺れる杉元が水中で何かを叫ぶシーン、原作だと意味のない言葉の羅列だったんですが、アニメだと明らかに何かを言ってましたね。あの雰囲気的に「俺は不死身の杉元だ」かな?

水中戦は船の外輪に髪が巻き込まれてもがいていた房太郎を杉元が助けたことで終結しました。
杉元と白石の間では房太郎と協力するか否かで意見が割れていたものの、杉元は仲間にすると結論を出します。
現状、刺青人皮を13枚所持する鶴見陣営と10枚(+偽物6枚)を所持する土方陣営に対し、3枚しか持っていない杉元たちが優位に立つには房太郎の持つ情報が必要不可欠。房太郎自身も刺青囚人ですし。
こうして杉元一行に加わることになった房太郎は今度はアシㇼパさんに興味津々。彼女がのっぺらぼうの娘だと知らない房太郎は、杉元にとってとても大事な女性という認識のようです。
房太郎に「よほど大切な人かと思った」「好きな人には自分の好きなものを好きになって欲しいもんね」と言われたアシㇼパさんの耳が真っ赤になっているのが最高に可愛い。この房太郎の出現によって、アシㇼパさんの杉元への思いが少しずつ明らかになっていくのが……なんとも、いい。
それにしてもやっぱり獲物を獲って、肉をさばいて、美味しい料理作って、脳みそをすすらせる。この食事シーンはゴールデンカムイらしさが一番感じられて本当に好きです。序盤に比べて食事シーンがだいぶ減ってきているのでほっこりしました。
ちなみに作中では出てきませんでしたが、チョウザメの卵なのでキャビアですかねー。杉元が塩漬けより美味いと言っていたのが地味に気になります。
さて後半の舞台は札幌。菊田さんと宇佐美が謎の連続殺人犯を追う物語。
原作ファンの間ではずっと「アニメ化不可能なのでは」と言われていたエピソードがついにアニメ化されました。しかも一切のカットなしで。股間周りに霧がかかっていた以外マジで原作そのままで衝撃でした。いや本当によく地上波で放送できたな!? この話数が原作で初めて掲載された時、すでにアニメは始まっていたはずなので、原作の野田サトル先生もここがアニメ化される可能性は考えていたはずなんですよね。初めて読んだ時は「アニメ化できるもんならやってみろ」っていう挑戦状に感じましたw
話の内容を詳しく書くのははばかられるので特に良かった点を挙げるなら、やはり宇佐美役の松岡禎丞さんですね。
原作読んだ時点で禎丞さんなら間違いなく全力でやってくれるだろうなと期待していたので、その期待以上のものが見られて感激でした。むしろそこまでやる!?
原作だと結構普通に喋ってる風なのに対して、禎丞さんはかなり臨場感()ある演技をされていてもう笑いが止まりませんでした。いやそこまでやらんでも……w

あとこの回は宇佐美対オストログのカオスな対決に挟まれて、金カム内でも随一の常識人である菊田さんがひたすら困惑するというのがめちゃくちゃ面白い。「何なんだこれはッ」×2とか完全に視聴者を代弁してくれてw
個人的には堀内賢雄さんの声で「なんてこった。こいつはとんだ精子探偵だぜ」が言ってることは最悪なのにあまりにもかっこよすぎて爆笑しました。いや本当に賢雄さんの声解釈一致過ぎて好き。大好き。菊田さんを演じてくれて本当にありがとうございます。
はいそして宇佐美と同レベルの変態だった連続娼婦殺人事件の犯人であるマイケル・オストログ役の声優は三上哲さんでした。正直ちょっとというかかなり意外。
啄木さんがこの犯人はジャック・ザ・リッパーの模倣犯もしくは信奉者と推測していましたが、実は三上さんはイギリスのドラマ「SHERLOCK」でシャーロック・ホームズを演じていることが有名なお方。なのでどうにもスタイリッシュなイメージがあるんですが、その三上さんがド変態殺人鬼役をやるとは……。キャスティングした人おそるべし。
ちなみにこのオストログが作中で登場する最後の刺青囚人。オストログに上エ地、土方陣営、そして事件を追って札幌へ向かうことを決めた杉元一行と鶴見陣営。ついに3つの陣営と残り全ての囚人が札幌に集結。
次回はいよいよ第四期の最終回。札幌で何が起きるのか、そして第五期はあるのか!? 次回も楽しみです。
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