10話のあらすじ
文化祭で演劇をやることになった1年3組。志摩は誘いを断れず出演することになってしまう。
脚本や衣装、小道具、音響、照明、広報などみんながそれぞれの仕事をこなす中、生徒会の仕事で忙しいみつみはクラスの準備にあまり関われずにいた。少しでも何か手伝おうと声をかけたところ、脚本の打ち合わせに参加してほしいと頼まれるが……。
10話の感想
学生にとっての一大イベント・文化祭。みつみたち1年3組は演劇をやることが決定。
子役をやっていた経験を持つが故にどこか不安そうな志摩くんはしかし、頑なに断ったら自分のキャラ的におかしいのではと考えすぎた結果、演劇に出演することに。
いつもの志摩くんなら上手く理由をつけてやんわりと断ることもできそうですが、演技に関わることだと少しナーバスになってしまうのかな。
そんな志摩くんの心中を察しているのは子役時代からの友人らしいクリスくんと、中学からの友人の迎井くん。この2人は志摩くんが唯一本音を話せる友達の様子。
一歩引いて見守るタイプの迎井くんと、ズバズバ言いつつ気遣いもできるクリスくん。どちらも素晴らしい友達。
一方のみつみはクラスのみんなが演劇の準備に励む中、生徒会の仕事で中々クラスに顔を出せないようで。この学校ではクラスで出し物ができるのは1・2年生だけらしく、少しでもクラスのみんなと思い出を作りたいみつみは、忙しいのに脚本の打ち合わせにも参加すると言ってしまいます。
けれど生徒会での仕事に加えてクラスメイトからのお願いも無理に受けてしまった結果、どれも中途半端になって寝落ち……。
やりたい気持ちだけが空回りして体がついていかない、というのは誰にでもあること。自己管理ができていないと言われればそれまでだけど、ついつい頑張ってしまう気持ちもよく分かる……。
けれどクラスメイトたちが「無理なら最初から断ってほしい」と陰口を言っているのを聞いてしまい、その上志摩くんにまで気を遣われて思わず涙してしまうみつみ。しんどいね……。
そんな何事にも一生懸命で繊細なみつみの姿を心配そうに見つめる志摩くん。
彼はみつみの姿を、かつての自分に重ねていたようです。
子役時代、お母さんに褒められたくてお芝居を頑張っていたこと。夫婦喧嘩で疲れ果てたお母さんを笑顔にしようと頑張ったこと。純粋であったために傷つき疲れてしまったこと。
志摩くんは、いつかみつみもこの東京で無理をし過ぎて壊れてしまうのではないかと心配だったようです。東京の学校に進学して、官僚になって、そんな厳しい世界では純粋すぎるみつみはやっていけないのではと。
でも志摩くんの励ましのおかげで笑顔になったみつみは、「派手に転ぶことも多い私だけど、起き上がるのも得意なんだ」といつもの笑顔。

志摩くんが入学式のあの日からずっとみつみに惹かれていたのは、かつての自分の眩しさや純粋さを高校生になっても持ち続けている彼女の姿に憧れていたからなのかもしれませんね。自分のようにはならないでほしい、ずっとそのまま純粋でいてほしいという思いもあるのかも。
これを書いてるわたし自身、とにかく心が折れやすい人間なので落ち込んでもすぐに立ち直れるみつみが本当に羨ましい。もしもそばにみつみがいたら、やっぱり志摩くんのように「眩しくて 眩しくて 目を逸らしてしまう」かもしれませんね。
それにしても文化祭の準備、あまりにも楽しそうで自分の学生時代を思い出してなんだか切なくなりました。文化祭って始まるまでが一番楽しいよね……。
みんなであれやこれや言い合って、買い出ししたり小道具作ったり、みんなで一つものを作るってなんであんなに楽しいんでしょうね。みつみが無理をしてでもクラスの準備に関わりたかったのも分かるなあ。全てがまぶしい……。
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※本ページの情報は2023年4月時点のものです。
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