1話のあらすじ
行方不明者が多発している心霊スポットとして有名な洋館の調査に派遣された歌姫と冥冥。洋館に潜入するが呪霊の結界術によって閉じ込められてしまう。結界術の仕組みに気づいた歌姫はついに洋館の外へと脱出することに成功するが、突然建物が崩れ出し……。
1話の感想
・前半はまるっとアニメオリジナル
第2期は5話までが原作の8巻~9巻までの過去編「懐玉・玉折」、6・7話が新規ナレーションによる総集編、そして8話以降から原作10巻~の「渋谷事変」がアニメ化される予定となっています。
第2期1話の「懐玉」は高専時代の五条・夏油・硝子を描く過去編が描かれたわけですが、まず冒頭は高専夏油による暗いモノローグから開始。アニメオリジナルの演出です。
その後はまだ2級術師だった頃の歌姫と、当時すでに1級術師だった冥冥が2人で洋館の調査に出かけるという任務が描かれました。
この任務自体は原作でも描かれていますが、2人が結界術に気づくまでのエピソードは全てアニメオリジナル。そして歌姫と冥さんの会話も原作とはちょっと変化しています。かなり上手く原作で描かれていない部分を補完して膨らませていてより分かりやすくなっていましたね。何よりこの頃の歌姫がめちゃくちゃ可愛い!
・OPがあまりにも良すぎる
「呪術廻戦」と言えば毎回OP映像が神がかっていると話題になりますが、2期のOPも最高でしたね。個人的にちょっとあまりにも良すぎて胸がいっぱいになって一旦一時停止してしまったくらいです。いやちょっと衝撃的……。
アニメ2期そして2期OPのテーマは「もう戻れない青い春」らしいんですが、それが全面に出ていて明るいのに切なさが押し寄せてくる。別々の道を歩んで大人になった五条先生と夏油さん、今より明るい硝子さん、今は亡き同期とまだ細くて所在なさげな七海さん。この5人があんなに青々しくて明るい青春時代を過ごしていたのかと、もう本当に衝撃的でした。でもその青春は一瞬で終わってしまうんですね……。なんだろう、なぜか見るの辛くなるOPですわ……。
・1期と劇場版を超えるレベルの映像美
1期の頃から度々神作画が話題になっていましたが、2期になってそれがさらにパワーアップしたような気がします。特に歌姫が洋館の中を探索(?)するシーンは実写のようなカメラワークと演出がすごい。ちょっとホラー映画みたいな雰囲気もあって怖いのに笑っちゃいました。1期の頃より遊び心というか、同じMAPPA作品の「チェンソーマン」に似た実写風味の映像に近づいた気がします。
とにかくあまりにも作画がハイレベル過ぎて原作を知らなくても1期を見ていなくてもとりあえず見てほしい!
・五条と夏油それぞれの演技の違い
この「懐玉・玉折」の注目ポイントの一つはなんと言っても五条役の中村悠一さんと夏油役の櫻井孝宏さんのお芝居。
本編では高専の教師で一人称は「僕」、飄々としていていたずら好き、でも面倒見はいい五条先生。しかし高専時代は一人称「俺」で言葉遣いも悪く、ザ・問題児。
一方の夏油さんは本編では高専と敵対する呪詛師。非術師を「猿」呼ばわりし、非術師を皆殺しにして術師だけの世界を作ろうとしている作中最大の敵。
けれど高専時代は口も態度の悪い五条をたしなめたり、「呪術師は非術師を守るためにある」という考え方で今とは真逆。
声だけ聞くと2人ともそれほど違いはないものの、ちょっとした言葉遣いや雰囲気からちゃんと若さが感じられるのがさすが。特に夏油は高専時代は本当に真っ当な人間だったんだなというのがちゃんと声から伝わってきて、櫻井さん本当にすごい。(キャスト変更されなくてよかった……)
・間違いなく2023年最高のアニメの一つ
1話の時点ですでに夏アニメの覇権はもちろん、2023年のアニメの中でもトップクラスだなと感じました。それは作画しかり、演出しかり、声優の豪華さしかり。
過去編「懐玉・玉折」も衝撃的なエピソードですが、8月31日から始まる予定の「渋谷事変」が……。衝撃とかいうレベルではないので楽しみ半分怖い半分。
あとそういえば灰原の声優ってまだ発表されていないんですね。誰がやるんだろう。来週登場するかな。
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※本ページの情報は2023年7月時点のものです。
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