1話のあらすじ
1897年、明治三十年の東京。怪奇、あやかし、妖怪と呼ばれるものが存在する世界。文明開化と共に「怪奇一掃」が行われ、多くの化け物たちが絶命しようとしていた。
そんな中、怪物たちの殺し合いを楽しむ見世物小屋で”鬼殺し”として働いていた真打津軽(CV.八代拓)のもとに、鳥籠を持ったメイド服の女がやってくるが……。
1話の感想
・ニッチでマニアックなアングラ的作品
半分鬼で半分人間の鬼殺し、生首だけの不老不死美少女、銃剣で戦う傀儡のようなメイド……主人公3人だけでもマニアックを寄せ集めたような独特な作品。とにかく刺さる人には刺さりまくる性癖のオンパレードになりそうな予感。
特に津軽と生首の鴉夜がキスをするシーンはその異様な美しさにめちゃくちゃ興奮しました。「デュラララ!!」の首無しライダーことセルティが好きだった人にはぜひオススメしたい!

・奇々怪々なボーイ・ミーツ・ガール
舞台は明治三十年の日本。怪奇やあやかし、妖怪などが普通に存在するこの世界でも明治時代に入り文明開化の波が押し寄せたことで、妖怪などを排除する通称「怪奇一掃」が行われていました。
そんな中、怪物同士を殺し合わせる”見世物小屋”で鬼殺しとして人気を集めていた青年・真打津軽。顔や体の一部に青い刺青のような線が浮き上がっているため、彼を不気味がる人もいる様子。
しかしある日、津軽は鳥籠を持ったメイド服の女と出会い、その鳥籠の中にはなんと生きて喋る生首の美少女が! 彼女こそがこの世に1人しか存在しないと言われる不老不死。
その美少女・輪堂鴉夜は津軽が半分鬼で半分人間の「半人半鬼」だと見抜き、どんな怪物でも殺すことができる鬼の力で私を殺してほしいと頼んできます。
鴉夜の首から下を切り落とした同じく半人半鬼(と思われる人物)と、人間だった津軽を半人半鬼にした張本人が同一人物ではないかと考えた津軽は協力して犯人を探すことを提案。こうして津軽と鴉夜、そして鴉夜の忠実なるメイドの静句の3人は共に犯人を追って欧州を目指すことになる、という物語。
・八代拓さんと黒沢ともよさんのお芝居
津軽役の八代拓さんの演技がまず素晴らしくて、飄々として軽妙洒脱な語り口調がクセになります。時々落語を聞いている気分にもなるくらいオシャレ。
そこへさらに鴉夜役の黒沢ともよさんの凛とした声とお芝居。お2人のかけあいを聞いているだけでも楽しい。
個人的には若手(?)の中でも特に実力派だと思うお2人ということもあってワクワクが止まりませんでした。
そこへさらに静句役の小市眞琴さんは今年2023年だけでもメインキャストのアニメ作品がなんと10作以上という今まさに注目の声優さん。声優面でも期待しかない作品です。
・舞台は日本から19世紀末のヨーロッパへ
第1話の舞台は明治三十年の東京でしたが、第2話以降は19世紀末のヨーロッパが舞台となっていくようです。19世紀末のヨーロッパと聞くだけでワクワクしてしまう人も多いはず。
今後はシャーロック・ホームズやアルセーヌ・ルパン、オペラ座の怪人、切り裂きジャック、ジェームズ・モリアーティから吸血鬼カーミラまで、超有名キャラクターたちが登場するらしくこちらも楽しみ。
・夏アニメのダークホースになるかも?
その世界観とキャラクター設定で、原作未読ながら夏アニメラインナップの中でも個人的に期待値の高かった作品。第1話ではその期待を良い意味で裏切ってくれました。
とにかく生首だけなのに鴉夜が可愛い。美しく長い黒髪と恐ろしいほど整った顔立ちはまるで日本人形のような妖艶さと不気味さがあってゾクゾクしました。
マニアックでいわゆるアングラ的作品が好きな人にオススメしたアニメです。
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※本ページの情報は2023年7月時点のものです。
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