アニメアニメ感想

【アニメ感想】TIGER&BUNNY2 第25話(終)「Today is not just tomorrow’s yesterday.(今日は、単なる明日の昨日ではない)」

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25話のあらすじ

グレゴリーによって暴走NEXT「X」にされてしまった虎徹。自我を失った虎徹はバーナビーに襲いかかり、止めようとしたルナティックもまた暴走したオードゥンに襲われてしまう。
この一連の様子がヒーローTVによって世間に中継され、ヒーローたちが訴え続けてきたグレゴリー犯人説が皮肉にも証明されるが……。

25話の感想

ラスト1話で虎徹さんは暴走し、オードゥンも暴走、それを満身創痍のバーナビーとルナティックだけで止めなくてはならず、他のヒーローたちは救助活動で手一杯。おまけにグレゴリーはまたも逃走。
これだけのことを果たしてあと1話で本当にまとめられるのか?
と不安でしたが杞憂でしたね。素晴らしい最終回でした。

しかしとにかく全てにおいて切なすぎる最終回でもありました。
グレゴリーに暴走させられ自我を失いバーナビーを襲った虎徹さんが洗脳から解放された理由が「能力そのものを失ったから」というのがまず……。
虎徹さんが暴走したことで「X」が感染症ではなくグレゴリーによる能力だったと世間に証明することになったのも、虎徹さんが能力を失ったことで洗脳が解けてオードゥンに勝てたことも、あまりにも皮肉で切ない。それでも能力を失ったことを悲観するのではなくヒーローとして最後まで戦い続けた虎徹さんがかっこよかったですね。
ヒーロースーツを破壊されたバニーちゃんに、虎徹さんが自分のヒーロースーツを渡して、バーナビーinワイルドタイガーとなる演出にも震えました。これが本当のタイガー&バニー……。

そして最も衝撃的だったのがルナティックの最期。タイガー&バーナビーと共闘してオードゥンを倒した後は、2人の前で仮面を外し(正確には仮面が砕け落ちて)自らを燃やしてどこかへ消え去ってしまいました。
2人はルナティックの正体がユーリだと気づいたのか(素顔に驚いてなかったからたぶん気づいてない?)、ルナティックは死んだのか(落下する前に燃え尽きたように見えたけど……)、色々と謎を残したままの退場となりました。
虎徹さんバーナビーとの共闘で、オードゥンから2人を守ったルナティックは真のヒーローになったからこそ、これまで犯してきた自らの罪にけじめをつけたということなんでしょうか。

タイバニ2最大の悪役となったグレゴリーは結局、最後は市民からの通報で呆気なくブルーライアンに捕獲されました。しかし護送車の運転手がウロボロスの手先だったことから口封じに護送車ごと道路から落下しそのまま炎上……。結局今回もまた真の敵が世間に知らされることはなく終わってしまいました。
一体ウロボロスとは何なのか、いつかその謎が解き明かされる日は来るのでしょうか。

グレゴリーが死亡したことで「X」にされていたNEXTたちは全員洗脳から解放され、ひとまずはシュテルンビルトから脅威は排除され一応はハッピーエンドで終わった第2期最終回。
しかしNEXTと非NEXTの対立や差別は解消されたとは思えず、虎徹さんは能力を失いヒーローを辞めざるを得なくなり、バーナビーも足の痛みを抱えたまま1人でヒーローを続けるという全てがハッピーとはいかないエンディングでした。
その一方で、ラーラ母が心変わりする決意をしたセリフがあったり、虎徹さんも人助けを諦めるわけではないと言ってくれたり希望の見える終わり方にしてくれたのが嬉しい。あともう1話作って、ラーラ母娘が和解したり、NEXTと非NEXTの歩み合いが描かれたりルナティックの生死が明らかにされたりしてくれたら嬉しかった気もしますが、あえて描かないのがタイバニ流なのでしょう。

個人的にこの最終回のMVPはアニエスさんでした。
警察署長が「私が間違っていた」と自らの過ちを認めるシーンで、「何を今さら! あんなに足引っ張っといて!」ってブチ切れてマイクぶん投げるシーンがめちゃくちゃスカッとしました。あのセリフなかったら超もやってたと思うので。
それと虎徹さんが能力を失ったことについて「私はまだ受け入れられない」と顔を覆うシーンも好きです。これもアニエスさんが視聴者の気持ちを代弁してくれているような気がして、気持ちに寄り添ってくれたのが嬉しかったですね。ありがとうアニエスさん……。

動画配信

Netflixにて世界独占配信

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※本ページの情報は2023年4月時点のものです。
最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。

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