1話のあらすじ
世界各国に1人ずつ現れたヒーローと呼ばれる特殊能力者たちによって地球上から戦争がなくなった世界。日本のヒーロー・シャイこと紅葉山テル(CV.下地紫野)は極度の恥ずかしがり屋な14歳の少女。
ある日、遊園地で行われるヒーローショーのゲストとして呼ばれたシャイだったが、そこでジェットコースターの事故が起こり……。
1話の感想
・新しいヒーローアニメ
日本ではここ数年、職業ヒーロー的なアニメが多かった中で、今作「SHY」は各国に1人しかいない特別な存在として描かれています。またヒーローによって世界から戦争がなくなっていたり、ユニロードというヒーローを統括する人物が登場したりと、よりファンタジー色が強い印象。
両手首につけたブレスレット状の器具を2回打ち鳴らすことで変身し、普段の姿とは全く別の姿になるという設定は魔法少女モノの特徴にも似ていて、日本人にとっては馴染み深くも新しいヒーロー像と言えるかもしれません。
・14歳の少女が背負う「ヒーロー」という重圧
主人公であり日本のヒーロー・シャイの正体は14歳の中学生・テル。極度の恥ずかしがり屋で人見知り、それはヒーローに変身しても変わらずおよそヒーローとは思えない自信のなさ。
けれどひとたび事故や事件が起きれば現場に駆け付け、特殊能力と身に着けたヒーロースーツの性能によって鮮やかに人命救助を行います。

しかしそれでも中身は14歳の内気な少女。ジェットコースターの事故で、巻き込まれた乗客の1人・小石川惟子に重傷を負わせてしまい、さらに世間からバッシングを浴びて引きこもってしまいます。
各国に1人しかヒーローがいないという設定上、基本的には1人で全ての命を救わなければならないという重圧が大きいのが面白くもあり、見ていて辛い部分でもあります。第1話からすでに「全員は救えない」という残酷な現実が描かれているのが衝撃的でした。世界から戦争がなくなったというふわっとした設定があるからこそより残酷に感じられますね。
・国ごとに登場するヒーローたち
日本のヒーロー・シャイは恥ずかしがり屋ながらも人助けには一生懸命で応援したくなるヒーロー。まだヒーローになってから3ヶ月しか経っていないらしく、世間にはまだあまり頼りになる存在としては浸透していないようです。
一方シャイを気にかけるロシアのヒーロー・スピリッツはヒーロー名の通りお酒が大好きでいつもウォッカ片手に活動しているらしいザ・ロシアな女性。
このように各国からそれぞれの国の特徴を生かしたようなヒーローが登場するようで、個性豊かなキャラクターたちに期待ですね。

・恥ずかしがり屋でネガティブなヒーローの成長物語
第1話冒頭のジェットコースター事故で、乗客の惟子を助けたものの重傷を負わせてしまったことで引きこもりになってしまったテル。しかしビルの火災事故で自分より小さな少年がヒーローのように人助けをしたいと勇気を振り絞る姿を見て、再びヒーローとして立ち上がることができました。
迷いながらもヒーローを続けるテルでしたが、なんと彼女の学校にテルが助けられなかった少女・惟子が転入してきます。テルにとっては松葉杖をつく惟子の姿は、自分の弱さの象徴。果たしてテルはどうやって自らの弱さとトラウマを克服していくのか。
内気で自分に自信がない主人公が精神的に成長していく物語はまさに王道中の王道。それでいてヒーローアニメとしては新しい。テルとシャイの成長を見届けていきたいですね。
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※本ページの情報は2023年10月時点のものです。
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