【アニメ感想】ミギとダリ第4話「おりこうさんになろう」【アニメ感想】ミギとダリ第4話「おりこうさんになろう」 |

【アニメ感想】ミギとダリ第4話「おりこうさんになろう」

アニメ

2023.10.242023.10.31

4話のあらすじ

家政婦として園山家に出入りしているみっちゃん（CV.斉藤貴美子）がオリゴン村の他の家にも行ったことがあると知ったミギとダリ。ママの声真似が上手いダリは「ミジンコ模様の壁紙」があるのは一条家の部屋と聞き出すことに成功する。
新しく通うことになった学校で一条家の長男・瑛二（CV.河西健吾）と仲良くなろうとするが、秘鳥と違い瑛二は特進クラスで……。

4話の感想

新たに登場した家政婦のみっちゃん。ゴシップ好きで初対面も秘鳥にもぐいぐい踏み込んでくるザ・おばちゃんキャラ。園山夫婦とは20年来の付き合いのようで、ママとは特に仲良しの様子。
オリゴン村の他の家にも家政婦として良く出入りしているというみっちゃんから「ミジンコ模様の壁紙」がある家を聞き出そうとするも、他の家のことは話してはいけないと正論で突っぱねられてしまいます。その上みっちゃんのせいで恥をかいて怒りMAXのミギ。

腹いせにダリの前でママのモノマネをしたらそれがダリに馬鹿ウケ。めちゃくちゃ似てるということで、ママのフリをしてみっちゃんから他の家のことを聞き出す作戦を敢行することになります。

このミギのママの声真似が本当にアホほど上手い。ミギ役の堀江瞬さんによる、ママ役の三石琴乃さんの声真似がもう本当にべらぼうに上手い。
ダリの前で披露した「シャラァァアップ！」も上手かったんですが、みっちゃんを騙す時のママの真似が最初本当に三石さんが喋ってんのかなと一瞬勘違いするほど上手くて本当にビビリました。
男性ながら三石さんの声に似せられるのも凄いし、三石さんの演技のクセを完璧にコピーしてるのも鳥肌立ちました。
もしかしてとは思っていたけど……堀江瞬is天才？？？

さてみっちゃんから「一条家の家にミジンコ模様（ペイズリー柄）の壁紙があった」という情報を得たミギとダリは一条家の長男・瑛二と仲良くなるべく、学校へ向かいます。
しかし残念ながらクラス分けは別々。それもそのはず、瑛二は特進クラスの1-1。それに対して勉強がお粗末な秘鳥は普通科の1-5。
同じクラスの秋山くんからテストでいい点を取れば特進クラスに上がれるらしいと聞いた2人は猛勉強することに。
この2人一見頭良さそうに見えて勉強の方は本当にヤバかったようです。でも考えてみれば幼少期はホームレスのような生活をしていたようですしそもそも学校にも通ったことなさそうなので当然といえば当然なんですよね。
仕方なく勉強を始めた2人でしたが、割と真面目にコツコツ勉強するダリに対して、すぐに集中力が途切れてしまうらしいミギの成績は大変なことに……。しかも図書室で出会った謎の美少女に一目惚れしてしまいミギの意識はさらに勉強が離れていってしまいます。

ところが実はその美少女の正体はなんとダリ。ミギが秘鳥として授業を受けている間に、ダリは図書室で自習していたものの秘鳥の姿だと図書室の先生に追い返されてしまうため、美少女のサリに変装していたのです。
このサリの声ももちろんダリ役の村瀬歩さんが演じているのですが、これがまたガチで女の子にしか聞こえなくて頭抱えました。最初の方本当に全然気づかなかった……。
秘鳥のあのぶりっ子声とはまた違って、声の高い男の子ではなくちゃんと女の子に聞こえるのが本当に凄い。ただ声を高くするのではなく、発声や語尾などで女の子を完璧に表現できる村瀬さん天才すぎませんか……。個人的に全声優さんの中で一番違和感なく性別を超越できるのは村瀬さんだと思ってます。本当に凄い。

謎の美少女・サリを演じて「テストで100点取ったら好きになるかも」と言ってミギのやる気を出させたダリ。その甲斐あって3つの教科で90点超えだったダリに対して、ミギはなんと2教科で両方100点満点という快挙を達成。恋ってすごいね……。
しかしサリが実の兄だと気づかないミギは本気で恋してしまい初デートにまで行けることに。顔そっくりなのに気づかないなんて恋って怖いね……。
結局弟を騙し続けることに罪悪感を覚えたダリによって、サリは遠くに引っ越すことになり、ミギの初恋は儚くも散ることとなりました。

一方、普通科の秘鳥を冷たくあしらっていた瑛二はしかし、中間テストで特進クラスの自分と同点を取った秘鳥に顔色を変えます。
1-5が授業で教室を空けている間に、なぜか生徒たちの持ち物を検査する瑛二。秘鳥の持ち物を検査しようとしたその時、見つけたのはミギとダリの母親が死の間際握りしめていたあのボタンのようなもの。一条家が本当に双子がかつて幼い頃に住んでいた家なのか、瑛二が双子の母親の死に関わっているのか。謎が深まり一層面白くなってきました。