1話のあらすじ
安アパートでニート同然の暮らしをしている男・雲隠九郎(CV.坂泰斗)。その正体は日本に20万人存在すると言われている忍者。末端忍者で下忍の九郎は職にあぶれ日がな暇な一日を過ごしていたが、ある日アパートに中忍の加藤(CV.新垣樽助)が現れ……。
1話の感想
・青年誌のノリ全開の現代忍者アニメ
週刊ヤングマガジン連載ということで下ネタ多めの青年向けアニメ。ギャグもノリも独特で、個人的には1話の時点ではちょっと首を傾げながら見てしまいました。
ただ便座に座ったままでは取れない位置にあるトイレットペーパーを潜入捜査よろしく代わりに取ってあげる忍者(文字にすると謎すぎるシチュエーション)や「奇跡と書いてミラクルと読む友達が雷に打たれて死んだ」(実は生きてたらしい)などシュールなギャグは中々に切れ味が鋭い。
多少の下ネタとグロが行き交う大人向けの作品になりそう。
・現代日本で暗躍する忍者たち
本作では太平洋戦争後にGHQによって忍者組織は全て解体されたという設定。しかし世界で紛争やテロが増え、消滅したかに思えた忍者が復活。日本国内のありとあらゆる組織に忍者が潜み、暗殺などの任務をこなしているそう。その数なんと推定20万人。
作中では任務のために高校に潜入した九郎たちの他、宅配便の配達員をしている加藤や区役所の職員をしている小津などが登場しています。

いわゆるフィクション的な「忍者」とは真逆の地味さと、「石を投げれば忍者に当たる。けれど誰に当たったかは分からない」という数の多さと不透明さが本作の忍者の魅力。
・表の顔は冴えないニート、裏の顔は……
主人公の雲隠九郎は安アパートで暇を持て余すニート同然の暮らしをしている冴えない青年。しかしその正体は末端の忍者。
中忍の加藤が突然アパートを訪れた時は終始腰が低い様子を見せたり、同じアパートの川戸さんにも物腰柔らかい口調だったりする反面、お隣の大野さんのビールを勝手に拝借して川戸さんが盗んだように細工したりと食えない人物。冴えないようでいて、忍者としては一流……なのか? 加藤が口にしていた「雲隠一族」のことと言いまだまだ謎は多そう。
どのキャラも見た目はどこにでもいそうな一般人なのに、だからこそ誰が忍者で誰が強者なのか分かりづらいのが面白いですね。

・今期はヤンマガ勢が来てる
同じくこの秋から放送スタートした「MFゴースト」と、実写ドラマが放送スタートした「パリピ孔明」も同じくヤンマガ。さらに今年4月から放送されていた「マイホームヒーロー」はアンダーニンジャと制作会社も一緒。週刊ヤングマガジンが勢いに乗ってる感じがしますね。
「マイホームヒーロー」は徐々に人気も面白さにも火がついていった印象なので、今作にも期待したいところ。
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※本ページの情報は2023年10月時点のものです。
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