アニメアニメ感想

【新アニメ第1話レビュー】深刻なツッコミ不足…一人と一匹の日常に癒やされる「雨と君と」

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雨と君と

  • 監督:月見里智弘「ビックリメン」
  • シリーズ構成:待田堂子「らき☆すた」
  • キャラデ:大和田彩
  • 音楽:石塚玲依「KING OF PRISM」
  • アニメ制作:レスプリ「ビックリメン」
  • 藤:早見沙織
  • 君:麦穂あんな
  • テル:戸谷菊之介
  • 獣医さん:茶風林
あらすじ

ある雨の日に傘を持たず歩いていたは「拾ってください」と書かれた紙が貼られた段ボールに入る「」と出会う。

「犬」が器用に紙をめくるとそこには「飼いやすい!」の文字が。さらには折りたたみ傘を差し出して猛アピールする「犬」を藤は連れて帰ることに……。

どう見てもタヌキ

雨の中物憂げなお姉さんが出会ったのは「犬」を自称する生き物。どう見てもタヌキなその生き物は人間の言葉を完璧に理解し、どこからともなくフリップを取り出し文字を書いて意思疎通ができる超ハイスペックな犬(タヌキ)。

ツッコミどころが多すぎてどこからツッこめばいいのか分かりませんが、恐ろしいのは主人公のお姉さんこと藤さんがこれらの諸問題について一切触れないこと。
最初こそ犬なのか疑問を抱く場面もありましたが、その後は「犬」が文字を書こうが何しようが全く動じないメンタルの持ち主。

そしてもっと恐ろしいのはどう見てもタヌキなのに作中では一切「タヌキ」という言葉が出てきません。
藤さんは犬だと信じているようですし、獣医さんも近所のお兄さんも(どう見てもタヌキでは?)と顔にはありありと浮かんでいるのに「いやそれタヌキでしょ」とツッコミを入れないので異様にシュールな世界観を生み出しています。

いやどう見てもタヌキでしょ!!!!

出典:アニメ「雨と君と」公式サイトより
究極の癒し系アニメ

一通りツッコミを入れたあとは究極の癒やしが待っています。

特筆すべきはかなりのこだわりを感じる雨の音。雨が降りしきるサーッという心地よい音、コンクリートに雨粒が打ち付ける音、ベンチや屋根に打ち付ける音。同じ雨でも場所によって少しずつ違う音がして、思わず耳を澄ませてしまうほど。

BGMはそっと一人と一匹に寄り添う程度で、生活音や環境音がBGMのよう。

独り言のようにも感じる静かで落ち着いた早見沙織さんの語りもまるで子守唄を聴いているような安心感があります。
麦穂あんなさん演じる「犬」の誇張していない控えめな鳴き声も馴染んでいながらかすかな異質感もあって素晴らしい。

1話を見終わる頃には犬かどうかとか、なんで文字書けるんだとか、そんな些末なことがどうでもよくなるくらい癒やしに癒やされました。一日の終わりにこれを見ながら寝落ちしたい……。

出典:アニメ「雨と君と」公式サイトより
主な見放題配信

※その他の放送・配信情報はこちら

※本ページの情報は2025年7月時点のものです。
最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。

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