ホテル・インヒューマンズ
あらすじ
殺し屋専用のホテル「ホテル・インヒューマンズ」。そこで働くのは客のどんな要望にも決して「NO」と言わないコンシェルジュの星生朗と灰咲沙羅。
そんなホテルへとやってきたのは雇い主に裏切られ命を狙われる殺し屋シャオ。唯一の肉親である妹を人質に取られていたシャオは、生き別れとなった妹を探してほしいとコンシェルジュに依頼するが……。
殺し屋たちの群像劇
主人公はホテル・インヒューマンズのコンシェルジュである生朗と沙羅ですが、毎回ホテルへやってくる様々な宿泊客たちにスポットが当てられる群像劇となっているようです。
第1話でホテルにやってきたのは殺し屋の青年シャオ。幼い頃親に捨てられ妹と極貧生活をしていたところ、とある組織のボスに拾われ20歳まで妹の安全を保証する代わりに殺し屋として生きることに。
妹から一年に一度だけ子守唄と短いメッセージが録音された物が届いていましたが、ボスの死後に組織が裏切りシャオは狙われる立場に……。
そんなシャオから「生き別れた妹を探してほしい」と依頼された生朗と沙羅の活躍によって無事に妹の場所が明らかにされるも――といったあらすじ。
謎多きコンシェルジュ
1話ではあくまでもシャオにスポットが当てられるため、生朗と沙羅についてはサラッと描かれる程度。
基本的には生朗がお客様についての情報収集を担当、沙羅が実戦担当の様子。
コンシェルジュの語源のひとつが門番という説から、宿泊客ではない敵を物理的に相手するのが沙羅の仕事のようです。
1話の時点ではそもそも彼らが普通の人間なのか、なにか特別な力を持っているのかなども謎。今後の展開次第でその辺りも明かされていくのでしょうか。

あっさり淡々とした作風
第1話の印象としては予想よりあっさりした味付けと言った感じ。ゲストキャラのシャオとその妹のかなり悲惨な末路と小さな希望は切なくも泣ける展開ながら、淡々とした雰囲気で進んでいくため感動的というほどでもない印象を受けました。
殺し屋に焦点を当てているため、今後も話の内容によっては後味の悪い展開もありそう。それはそれで楽しみです。
ただ演出面は可もなく不可もなくと言った印象で、個人的には少し物足りなさを感じました。一応ガンアクションにはこだわっているようですがアクションシーンもあまりピンと来ず……。
決して作画は悪くないので、演出面でもうちょっと尖った回があれば面白くなりそう。
今年は冬アニメに「誰ソ彼ホテル」、春アニメに「アポカリプスホテル」とホテルが舞台のアニメが続いていて、しかもどちらも個性がはっきりとした良作だったこともあり、本作への期待も上がっているのが現状。2025年ホテルアニメシリーズとして期待したいところです。
主な見放題配信
※本ページの情報は2025年7月時点のものです。
最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。





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