※映画本編及びアニメ化されていない原作の内容についてのネタバレがあります。
遅ればせながらようやく観に行くことが出来ました! 本編のクライマックスが映画公開日の12月24日と同じなので初日に行けた方々はより楽しめたのではないでしょうか。
公開から2ヶ月近く経って観に行ったのですが、第4弾入場者プレゼントの影響もあってかまだまだ混んでいて驚きました。すでに興行収入100億円突破もしているそうで、改めて呪術人気にびっくりです。
「呪術廻戦0」の原作にあたる「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」は事前に読破済みで内容も知っていたので、今回は主に各キャラと声優さんについて語っていこうと思います。
・乙骨くん(緒方恵美さん)
キャストが発表されるまでファンの間で様々な予想がされた乙骨くんの担当声優。個人的には違う声優さんを予想していたんですが、実際見たらこれは緒方さんで正解だったなと大いに納得しました。「失礼だなーー純愛だよ」が100億点でした!!! 解釈一致!!! 素晴らしすぎる!!! 「蝶よりも花よりも丁重に扱え…‼︎」も最高だった……。
すでに多くの方がおっしゃっているように、緒方さんの少年キャラと言えばあまりにもエヴァのシンジくんが有名なので重ねる方も多かったと思います。しかしシンジくんは微塵もいなかった。確かに乙骨くんだけがそこにいました。声色を変えずにここまで違う役を演じられる緒方さんやはり恐ろしい……。
序盤の弱気な乙骨くんだけならいろんな声優さんが演じられただろうけど、終盤の覚醒した乙骨くんはやっぱり緒方さんですね。大満足です。カッコよかった。原作でも再登場するので、いつかTVアニメでも超絶進化した乙骨くんを見られるのが楽しみです。
・里香ちゃん(花澤香菜さん)
原作通りのお声でしたね。こちらはもう花澤さん以外想像がつかないレベルでピッタリです。個人的に驚いたのが、怨霊里香ちゃんの声がもっと加工されてるのかなと思ったらほとんどそのまま花澤さんだったこと。原作だと完全に怨霊感があるんですが、声がつくと姿は変わってもまだ里香ちゃんがそこにいるという雰囲気がちゃんと感じられて良かったですね。ただまあ、お芝居が上手い人だからこそ加工少なめでも怨霊感がちゃんと演出できたのだと思いますが。
あと花澤さんの声がしっかり聞こえるからこそ、乙骨くんにピッタリくっついてる里香ちゃんが可愛かった。犬のような忠誠心。可愛い。
・五条先生(中村悠一さん)と夏油さん(櫻井孝宏さん)
TVアニメでは結局一度も共演のなかった二人が今回初めてきちんと描かれました。この二人の過去編はアニメ2期で詳しく描かれると思いますが、まずはようやく、二人のやりとりが聞けて嬉しかったですね。少しだけ高校時代の二人も描かれていて、まだ紳士的だった頃の夏油とまだ粗野だった頃の五条先生を聞けたのが嬉しかった! あれがアニメ2期で見られるのかなと思うと心躍ります。
ラストの二人の別れのシーン、原作だともう少しあっさりというか、夏油の反応もコメディチックだったのに対し、映画版では完全にシリアスで描いていたのが印象的。夏油も五条先生もより人間らしく描かれていたように思います。「最期くらい呪いの言葉を吐けよ」というセリフも、櫻井さんがいろんな感情を込められて演じていた気がしてグッと来ました。五条先生はなんて言ったんだろうなあ。
・狗巻先輩(内山昂輝さん)
大好きなキャラなので出番多くて嬉しかった! 狗巻先輩のーーというよりうっちーの呪言が最高なんですよね。永遠に聞いていられる。今回はTVアニメ版よりもハードな戦いが多かったので、その分殺傷力の高いワードが多かったのもあり狗巻先輩もうっちー自身も喉への負担が多かったんじゃないでしょうか。呪言使ったあとの喉ガラガラな表現がリアル過ぎて聞いてるだけで痛くなりました。喉切れてそう……。
あと何気に呪言とおにぎりの具以外の言葉を発するの初めてじゃないですか? テンション上がりました。
・ミゲル(山寺宏一さん)
嘘やろってキャスティングですが実際観てみたら確かにこれは山寺さんだな……と納得しました。あの絶妙なカタコト感をわざとらしくなりすぎずに演じられる。あと、五条先生と対等に(ではないけど)戦えるという点でも山寺さんですね。
しかも彼はTVアニメのオープニング映像でも映っていた通り、この戦いの後はなぜか乙骨くんと行動を共にするという重要人物。何者なんだろうミゲル。今後の出番も考えると山寺さんなのは大変ありがたいです。
その他雑多な感想まとめ
・美々子菜々子の声優誰だっけなーと思い出せないままクレジット観て松田姉妹かー! と頭抱えました。この二人未だに気づけたことない。悲しい。
・伊藤静さんお美しい。永遠に聞いていたい。
・ラルゥ役の速水奨さん、出てた? 喋ってた?
・真希さん可愛い。
・日下部先生の声三木さんだったっけと思ったらそもそもアニメ初登場だった。
・ナナミンかっこいい!!!
・京都組可愛い。三輪ちゃん最強に可愛い。
・真希さん可愛い。
・気になっていた主題歌の「一途」めっちゃいいですね。よく理解してなかったけど主題歌とエンディングテーマで2曲だったとは。連続で2曲使うってかなり珍しいですよね。King Gnuと呪術合うな。
(追記・特に好きなのは「逆夢」の方でした。間違ってはいないけど一応補足)
※ここから先は第4弾入場者プレゼントのメモリアルブックの内容について触れています。
第4弾入場者プレゼントのメモリアルブック内キャスト及び監督インタビューについての感想です。
・緒方恵美さん×花澤香菜さん
緒方さんの乙骨くんに対する解釈の深さがすごい。毎回声優さんの役作りについて聞くたびそこまで考えてるのかと驚かされます。乙骨くんが恋愛感情をそれほど理解していなかったところから「愛してるよ」というセリフが出るまでどういう心境の変化があったのかという考察に心底感動しました。これ読んじゃうともう一回観に行きたくなりますね。
そしてもう一つ、終盤里香ちゃんが元の姿に戻るシーン、声は11歳のままなのに6年間怨霊として過ごしてきた気持ちがちゃんと乗ってるという緒方さんの言葉に「あ〜〜〜〜〜」となりました。そこ注目してなかった! でも確かにそうだよなあ。姿形や声は11歳のままでも、里香ちゃんはずっと乙骨くんのそばに居たんだもんなあ。そりゃあ11歳の頃とは違うよなあ。声優さんってやっぱりすごい……。
このお二人の対談を読んでかなり乙骨くんと里香ちゃんに対する解像度が上がった気がします。まだ手に入れていない方にもぜひ読んでほしい!
・中村悠一さん×櫻井孝宏さん
一番驚いたのが、五条先生が夏油に告げた一言、本編では音声がカットされていましたが、なんとアフレコでは実際に言っていたそうで! ええ〜〜〜なんて言ったの〜〜〜めっちゃ気になる! 櫻井さんにとっては、実際にアフレコでその言葉を聞けたから「最期くらい呪いの言葉を吐けよ」というセリフを演じやすかったというのがまた納得。確かになんと言ったのか想像だけじゃあのシーンは演じづらいよなと。
また二人の過去がまだアニメ化されていない時点で、二人の別れを演じるのも難しかったそうでそれも納得。2期の内容を演じた後だったら、二人の最期の言葉もまた違うお芝居になっていたかもしれませんね。面白い。
・朴性厚監督
監督のインタビューもかなり本編の演出について語ってくださっていてとても面白かったです。
特に、ナナミンが「ここからは時間外労働です」というセリフを言わなかった理由が仲間の死に対して誠実だからというのがもう〜〜〜〜〜ありがとう!!! 改めて本当に大事に大事に作って下さっているんだなと胸が熱くなりました。愛がないとこんなに原作リスペクトなアニメは作れない。
他にも五条先生が原作とは違いしゃがんで夏油に最期の言葉を言った理由や、乙骨と里香、五条と夏油の「情」の話など、こちらも作品の解像度がグッと上がる裏話が盛りだくさんで大満足な内容でした。
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