12話のあらすじ
渋谷109前で行われる英子とAZALEAによるゲリラライブ。KABE太人のラップによって反感を買ってしまった結果、英子たちに観客からの帰れコールが浴びせられる。しかし七海の一言によって静まり返った空気の中、英子は自分の歌を信じ、そしてAZALEAや多くの“たみくさ”のために歌い始めるのだった。
12話の感想
対バンのような形で向かい合う英子とAZALEA陣営。人気も知名度も高く観客を味方につけたAZALEAに対し、反感を買い圧倒的アウェーとなった英子たち。
それでも自信を持って歌い始めた「DREAMER」ですぐに観客の心を鷲掴みにしていきました。
「六本木うどん屋(仮)」として仮音源が発表された後はずっと完成形が伏せられてきた中、最終回の一番盛り上がる形で、しかもフルサイズで演奏された「DREAMER」。めちゃくちゃかっこよくて鳥肌でした。かっこいいというか美しくて心に刺さる名曲でしたね。
しかも歌詞がAZALEAのために、七海のために書いたんだろうなって伝わってきてさらに刺さる。英子のことを知らない一夏や双葉にも刺さったのは多分、それだけ歌詞の力が強かったのと、伝わるように英子が歌ったからなんでしょうね。
実際歌詞を見なくてもガンガン伝わってきたのは、歌唱担当の96猫さんも歌い方にかなりこだわったんじゃないかあと感じました。ありきたりだけど歌ってすごいなあ。
そして英子の歌によって解き放たれたAZALEAは、まさかのステージ上で仮面を外し、素顔へと戻り、さらに楽器生演奏による楽曲を披露。
英子の歌唱シーンもぬるぬる動いてすごい力の入りようでしたが、AZALEAのバンド演奏も作画がすごかった! 構図なんかもおしゃれで迫力満点でしたね。
「パリピ孔明」最大の魅力である歌唱・演奏シーンがいっぱい詰まっていて素晴らしい最終回でした。
前回、英子がAZALEAの曲を歌ったり、KABEくんがAZALEAや観客を煽ったりと、孔明の策が中々にえげつなくてびっくりしたんですが、最終的には新生AZALEA始動の手助けをするというこれまで同様、競ってきた相手をも救うようなやり方にまたグッときました。
ラストに語っていた「次の人生では血生臭い世の中では平和な世の中で生きたい」という言葉、英子は大袈裟って笑ってましたが、多分今の孔明にとっては一番大切なことなんですよね。三国時代という乱世を戦い抜きいろんな命を奪い命を落とした孔明だからこそ、平和の重みと、音楽という誰も死なずに世界を平和にできるコンテンツを愛しているんだろうなあと。
そんな孔明の音楽に対する尊敬と愛を感じられる演出が一話から最後まで貫かれていたのがとても素敵でした。
原作がまだ9巻までしか出ていないこともあり、おそらく続編はあっても少し先になりそうですが、サマーソニア出演権を獲得した英子がこれからどんな活躍をしていくのか、そして生まれ変わったAZALEAはどんな姿でどんな音楽を披露していくのか、まだまだこれからが楽しみですね。
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