3話のあらすじ
サクヤが実の父親を殺していたことを知り衝撃を受ける一番星。対立を深めた一番星は、新たな任務でもサクヤと同行することを嫌がり、結局アキラとともに吉田屋へと潜入することになる。長州藩士の桂小五郎に関する情報を集めるため芸子に変装したアキラは、吉田屋の座敷で気になる会話を耳にするが……。
3話の感想
少しずつ一番星以外の新選組メンバーの過去も明かされ始めてきた第3話。今回はアキラの過去が初めてちらっと仄めかされました。
アキラは新選組替え玉の中でも一番常識人で一番まともで一番藤堂さんからも信頼されていますが、逆になぜ死刑囚だったのかがずっと謎だったんですよね。それがようやく明かされました。
この時代ではそれほど珍しくもなかったかもですが、男数人に襲われた時に正当防衛でその場の全員を殺してしまったことが原因だったんですね。あえて男装している理由もこれではっきりしました。今のところ過去が明らかになっている3人とも恐ろしく過去が重い……。
そんなアキラが今回は遊郭に芸子となって潜入。女性だから当たり前なんですがめちゃくちゃ可愛い。おそらく彼女自身は女性であることを恨んだこともあるはずなのに、任務のためならば芸子になることもいとわない忠誠心がすごい。
アキラとともに吉田屋に潜入した一番星は特に変装もせず雑用としてしっかり働いたことからあっという間に遊郭の人々から信頼されることに。こういうとこ見ると根は真面目なんだろうな。猪突猛進なだけで優しいし、危険を察知して事前に店の人たち全員を外に逃がしておくという機転も利くし。サクヤと別行動だったからこそかもしれないw。
アキラと一番星以外は町に出て聞き込みでしたが、上手いなと思ったのは各キャラの描き方。即バラバラになってしまったことを藤堂さんは怒っていたものの、それぞれのやり方でしっかりと情報収集していて個性が光っていたし、それぞれが2人ずつ行動することによってまた会話も生まれていたりして興味深かったです。特にソウゲンとスズランのコンビがお気に入り。2人とも何が起こっても動じない精神力を持ちつつも、やることはかなりイカレててめちゃくちゃいいコンビですね。この2人の過去も気になるなー。
さて吉田屋に潜入したアキラは長州藩の情報を集めるうちに、まさにターゲットの桂小五郎を名乗る男と遭遇。ふすまの外から立ち聞きしていたことがバレ一度は切られそうになるものの、そこを幾千代と名乗る遊女に助けられます。
一言目で耳を疑ったのはわたしだけではないはず。そう、この幾千代さん……声が浅沼晋太郎さん!! どう見てもただの遊女じゃない!! 何がすごいって声だけ聞いたら男性だなって分かるには分かるんですが、男性が演じる女形のような女性には逆に出せない色気がすごい!! 浅沼さんの女性声は前にもちらっと聞いたことはあったものの、かなりのセリフ量+京都弁+女性声というとんでも技をものすごいクオリティで演じていて本当にびっくりしました。新たな浅沼伝説が生まれてしまった……。
また高い声から正体を現した時の地声に戻る瞬間も鳥肌。そしてラストには変装を解いた素の姿も描かれましたがかっこよすぎィ……。心底感動しました。
ちなみに公式サイトではこの第3話アフレコ収録後の一番星役の佐藤元さん、サクヤ役の土岐隼一さん、そして桂小五郎役の浅沼晋太郎によるトークが聞けます。幾千代を演じる上の苦労なども浅沼さんが語っているので興味がある方はぜひ。
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