5話のあらすじ
死んだと思われていた弟・ツキトが雑面ノ鬼の大将・羅生丸であったことに衝撃を受ける一番星。さらに羅生丸は母を殺したのも自分であると告白、ショックで動けない一番星の代わりにサクヤが刀を交えるが逃がしてしまう。
一方妖刀とそれを持っていた男の遺体を解剖するソウゲン。しかし妖刀にも遺体にも異常な点は見当たらず何もわからず仕舞い。そんなソウゲンをスズランは気分転換に散歩に連れ出すが……。
5話の感想
冒頭、ツキトこと羅生丸と一番星の戦い。その羅生丸から意外な言葉が飛び出しました。母を殺したのは自分だと告白した羅生丸ですが、あの時はまだ結構小さかったような。一番星が川に落ちて流された後、雑面ノ鬼の元帥に何らかの方法で洗脳(妖刀に操られた?)されて母を殺してしまった、ということでしょうか。
これは一番星にとっては死んだはずの弟が雑面ノ鬼の大将だっただけでなく彼によって母が殺されたという二重苦になって中々の衝撃……。
両親を殺された一番星と父を殺してしまったサクヤ、境遇は違えど親を亡くした者同士なのに全く分かり合えそうにない2人の関係性、悲しいですね。ただサクヤも血も涙もないように見せかけて、父の話を持ち出されると表情が変わるのはやっぱりいろいろ思うところがあるんだろうなと。
今回一番面白かったのはなんと言ってもスズランとソウゲンのやり取り。この2人はかなり初期から一緒に行動することが多く仲もよさそうですが、その根源を今回見れたような気がします。
隠れキリシタンの密葬をしていたことで処刑されたスズランと、遺体の解剖や安楽死の薬の開発をしていたことで処刑されたソウゲン。2人とも一見イカレてるというか、ソウゲンに至っては完全にマッドサイエンティストかと思っていたんですが、蓋を開けてみれば意外にもちゃんと人間味があって一気に好きになりました。
そしてこの2人による人間の魂は存在するのかというお話。死後は何もない、無の世界だと考えるソウゲンに対し、死後は魂になって生きていた頃の理不尽から解放されてみんな平等になるという考えのスズラン。考え方は違えどお互いを尊重しあえている関係性がまた素敵。
さらに面白かったのは人間は死んだ直後にほんの少しだけ体重が軽くなるというお話。これ実際にも聞いたことのある話で、本当に死後は数グラムくらい(?)体重が軽くなってるらしいんですよね。そのほんの数グラムが魂なのではという話が出てきてテンション上がりました。
またスズランの改造された刀(錫杖)が電気を発生させているのにかけて、魂もまた電気のように動力源となって肉体を動かしているのではという考察。妖刀や一番星たちが受け継いだ新選組の刀にもやっぱり魂が取りついて動力源になっているのかも、という説が濃厚になってきました。今回とても深くて本当に面白かった。
さて一方の一番星は藤堂さんから謹慎を言い渡されてしまい、白川屋へのぶっこみに参加できなくなってしまいました。果たしてちゃんとお留守番できるのか……。
そしてまだまだ暗躍する桂さん。アキラちゃんとのやり取りが可愛すぎて、色気も凄すぎて毎回変な声出そうになります。次回も楽しみ!
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