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ヴィンランド・サガ #05 「戦鬼(トロル)の子」 感想

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5話のあらすじ

アシェラッドに復讐するため奪われた父の船に身を隠し機会を窺うトルフィン。しかし食料も水も与えられないまま時間だけが過ぎていき衰弱していくばかり。やがて船はイングランド北部に着き、近くの村を襲い村人を全滅させた兵団はそこでトールズを殺した報酬を待っていた。
兵団を追って同じく上陸したトルフィンはふらつきながらも剣を取り、小屋で休むアシェラッドの寝込みを襲おうとするが……。

5話の感想

アシェラッドの兵団はトールズとの戦いの後、航海を経てイングランド北部へと上陸。近くの村を襲って皆殺ししたあと、フローキからの報酬を待つための拠点とします。
同じく上陸したトルフィンはしかし数日間飲まず食わずだったためへろへろ。川で水は確保できたものの、うさぎ一つ捕まえられず空腹のまま。
やがて奪った村の家で眠るアシェラッドを発見し、近くに落ちていた巨大な剣で寝込みを襲おうとするも結局諦めます。
翌日、今度は正々堂々アシェラッドに決闘を申し込んだものの、巨大な剣を扱うことすらできず蹴り一発で撃沈。ヴァイキングたちの食べ残しを漁ったり、山の中でトールズからもらった剣の技術を磨くうちにウサギを仕留めたり狼を撃退したり成長を重ねていきます。

一方のアシェラッド、初登場時の印象ではもっと軽薄なイメージがあったんですが、思いのほか口数も少ないし表情にも考えが出ないので何を考えるのかさっぱり読めないんですよね。トールズに対してもトルフィンに対しても、何かしら思うところはありそうなのにそれを一切言葉にしないので予想できない。
寝込みを襲おうとしたトルフィンに対して気づいていながら何も行動を起こさなかったことや、口では嫌々ながらも一応ちゃんと決闘を受けたり、最終的には自分の船にトルフィンを乗せることにしたり……。アシェラッドにしてもビョルンにしても当然いいやつなわけはないんだけどそれほど悪いやつにも思えないのが不思議。今さらだけどヴァイキングってどういう人たちだったんだろう。

印象的だったのはアイスランドに戻ったレイフたちからトールズの死を聞いたヘルガとユルヴァの反応。泣き崩れるでもなく気丈に振舞うわけでもなく、普通にいつも通りの日常をこなすユルヴァが最後の最後に見せた涙に思わずもらい泣き。信じられなかったのか、それとも信じたくなかったのか。知らせを聞いたその瞬間よりも、じわじわと現実を実感して感情を押し寄せてくるそのリアルな描き方に泣かされました。
一家の大黒柱である父と、まだ幼い弟を突然失ったヘルガとユルヴァ。これからどう生きていくんでしょうか。にしてもヘルガさん、病弱ながらもヴァイキング時代のトールズに怒ったことがあるというだけあって、彼の死を知っても動じない姿すごいですね。きっと陰では泣いているのだろうけど。こうなることを予感していた部分もあったのかな……。

父の仇であるアシェラッド兵団の一員となり、彼に決闘を申し込むため戦場で手柄を上げることになったトルフィン。OPでも描かれていたアシェラッドの船に乗るトルフィンの姿はこういうことだったんですね。これからこの2人の関係性はどうなっていくんでしょうか。

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