ヴィンランド・サガ SEASON2 #01 「奴隷」感想

アニメ

2023.01.10

1話のあらすじ

北イングランドの穏やかな農村で、青年エイナル（CV.武内駿輔）は母と妹と3人でのどかな暮らしを送っていた。しかしある日ヴァイキングの襲撃によって村は壊滅、母と妹は殺されエイナルは奴隷として捕まってしまう。母の遺した「生きろ」という言葉だけがエイナルの心を支え続けるが……。

1話の感想

第2期の始まりは、新キャラであるエイナルを主人公として始まりました。北イングランドで家族3人穏やかに暮らしていたエイナル、しかしある日突然現れたヴァイキングによってその日常は壊されることに。
ヴィンサガで平和で幸せな日常が描かれたら間違いなく破壊されるのは学習済みなので覚悟して見始めたものの、やっぱり恐ろしいですね……。
エイナルは奴隷商人に売りさばかれ奴隷になるものの、拘束はされず見た目も綺麗にしてもらえて服も与えられる。逃げ出したり抵抗さえしなければむしろ優遇されるというのがなんとも言えない。運よく良い人に買ってもらえれば、下手したら貧しい人々よりずっと裕福に暮らせることもあるのかもしれないんですね。それが幸せに思えてしまうかもしれない、というのが恐ろしい時代です。

そんなエイナルを買ったのはデーン人の大地主で広大な畑を持つケティル。彼もわりと人が好さそうだけど果たして……？
そしてそのケティルの農場で、エイナルはなんと奴隷になっていたトルフィンと運命的な出会いを果たします。
……っていうかトルフィンすごい成長してない？？？ 1期の最終回からどのくらい時間経ってるんだろう。髪も伸びて、驚くほど覇気もなくなって……。まるで別人のようですね。
そして奴隷として売られたトルフィンを今もずっと探し続けているレイフさんにも泣けてきます。レイフさんと再会して今度こそトルフィンにはアイスランドに帰ってほしい……。

エイナルを演じているのは武内駿輔さん。まだ25歳という若さですが、この骨太なアニメにぴったりの渋いお声とお芝居。武内くんのすごいところはまだ若いのに老け演技ができるところ、しかし声は変えずにお芝居だけで年相応の若さも演じ分けられるのがさらにすごいところ。エイナルは見た目が大人びているので年齢は分かりませんがまだ割と若いはず。声は渋いけどしっかり若さもあってさすがでした。
この第2期ではエイナルがトルフィンと並ぶもう1人の主人公となるようなので、武内くんとトルフィン役の上村裕翔くんのお芝居にも期待です。骨太なのが聞きたい。