5話のあらすじ
スイツ区の視察から戻ったジーンはウォーブラーとクーデターの件を隠しつつ、監察課の課長・オウル(CV.上田燿司)に異動願いのことを伝えるがまだまだ見込みはなさそうだと知る。スイツ区でのことをモーヴにどう伝えるか考えながら帰宅する途中、ジーンはリーリウムから自分を監視する者がいることを聞かされる。監視に全く気付いていなかったジーンに対しリーリウムはその目に慣れすぎてしまっているからだと伝えるが……。
5話の感想
スイツ区から戻ったジーンに接触してきたリーリウム長官、彼から告げられたのはジーンのことをよく知る者による監視。その言葉だけですぐに察してしまうジーン。
次の視察地である極寒のビッラ区で、ジーンは初めて監視の目に気づきます。自分が気づかれたことに酷くショックを受けるニーノ。
数日間の長期視察の中、一度も姿を現さなかったニーノに対し自らに会いに行ったジーンはそこで、ニーノがACCAの内務調査課の局員であること、各区を視察するジーンをずっと監視していたことを知った上で「いつか話せる時が来たら話してくれればいい」と一切ニーノを責めることはありませんでした。
このシーンは2人の関係性において特に印象的な場面で、この関係が終わるかもしれないことに絶望するニーノと何も聞かないジーンが対称的なのがたまりません。特にこれまで常に飄々としていて余裕のあったニーノが初めて感情を無にするほどショックを受けている姿は、どれだけジーンとの仲を大切にしているかが伝わってきてとてもグッときます。エモさの塊。
ちなみにこのニーノが電話している相手、よ~く聞くと上田燿司さんのお声なんですよね。つまり……そういうことですね。改めて見るとこの回は結構伏線も多くて重要な回かも。
もうひとつの見どころはシュヴァーン王子のお付きであるマギーが自らバードンに赴いて、ロッタについて調査する……と思いきや食パンの魅力に憑りつかれてしまうという意外な展開。しかも同じくロッタのストーカー()であるレイルと偶然知り合いなぜか仲良くなってしまうという。部下がクリームあんみつにうつつをぬかしてロッタを見失ったことにあんなに怒っていたマギーが、今度は自分が食パンの虜になってしまうというまさにミイラ取りがミイラ状態。マギーが持ち帰った食パンのお土産を自信満々に出されて戸惑う王子とのやり取りも個人的にとても好きなシーン。マギーと王子の漫才めちゃくちゃ好きです。
ちなみにマギーを演じる上村裕翔さん。マギーの気持ちを知るために生食パンを食べてパンの魅力に憑りつかれ、今ではパンシェルジュ検定2級の資格まで持っており、マギーがきっかけで完全なパン派になったそう。食パン好きのマギーとは違いパン全般がお好きなようですが、演じた役から人生が変わることもあるのが面白いですね。
でもパン派になってしまうのも分かるくらい、作中に登場する食事が毎回本当に美味しそうなんですよね。食パンとトーストの描き分けのこだわりもすごい。
さてビッラ区から戻ったジーンはすぐにまた次の視察地・ロックス区へ。そこでグロッシュラー長官と遭遇し、果たして次回2人は何を語るのか。
ここでもまたジーンがニーノに「毎日ロッタを食事に連れていってくれ」と頼んだ理由、ジーンが列車に乗っていると知ってロッタが少し顔を曇らせた理由、そしてニーノがロッタに「ロックス区の列車はもう心配ない」と言った理由など伏線がてんこ盛り。少しずつこの兄妹の過去も明かされていきそうです。
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