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ユーレイデコ #9 「燃える烙印」 感想

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9話のあらすじ

ゴミの集まる不良住宅地区で暮らしていた幼いフィンとその家族たち。デコアレルギーを持ちながらもデコや機械の修理が得意なフィンは怪人0が大好きな少年だった。ある日、アニキ(CV.関智一)からデコアレルギーでも使える旧型のデコをプレゼントされ大喜びのフィン。ふとしたきっかけで地区のゴミ浄化システムが故障していることに気が付いたフィンは、そのせいで地区の人々にアレルギーや病気が蔓延していると考えカスタマーセンターに修理を頼もうとするが……。

9話の感想

前回ユーレイ探偵団を居場所のない者同士が集まっただけと切り捨て解散を宣言したフィン。そんなフィンの過去が初めて明かされました。何気にユーレイ探偵団の中でここまではっきりと過去が描かれたのはフィンが初めてですね。

ゴミ処理場のような大きな工場の近くにある小さな地区に住んでいた幼いフィン。祖父と祖母、父、母、妹、そして兄(後から全員血の繋がりはないと判明)とともに貧しくも楽しく暮らしていたフィンですが、ある日アニキがデコアレルギーでも使える旧型のデコを持って帰ってきたことが大きな転機となります。
デコアレルギーでも使えるデコに大喜びしていたフィン。そんな時、偶然工場に入り込んだフィンはそこで浄化システムが壊れていることに気づき、これのせいで人々に病気やアレルギーがあるのではと思い、カスタマーセンターに依頼すべくデータをまとめます。
そうしてカスタマーセンターにデコを使ってログインしたのですが、フィンには住民登録がなかったために違法ログインだと判断されてしまいます。
それだけならよかったものを、違法ログインが確認されたためフィンたちの家にカスタマーセンターの職員が押しかけ彼らの持つ全てのデコとらぶが押収されてしまうことに……。
みんなのためを思って行動したフィンに対して、「お前のせいで全部失った」と憤るアニキ。地区の人々からも裏切者とレッテルを貼られたフィンは結局家を追い出されることになってしまいます。

その後フィンがどうやって生き抜いてきたのかは謎ですが、ハンクと出会うまでの日々を思うと胸を締め付けられます。まだこどもだったフィンを裏切者だと追い出したアニキと大勢の人々。
また再び故郷に戻りユーレイ探偵団とともに浄化システムを直そうとしたフィンに対して、またしてもアニキや数少ないらぶを持つ人々は「デコをつけていればゴミなんか見なくていい」と現実逃避して怒りをぶつけてきます。
デコって本当に便利だとは思いますが、結局は臭いものに蓋をするだけで根本的な解決には何の意味もないんですよね。自分たちの病気や異臭を放つゴミがなくなることよりも、苦労して貯めたわずかならぶやデコの方が大事という、心も貧しい人々。将来よりも自分たちの今しか考えていない。

そんな彼らに「しょせんは行き場のないやつらが集まっただけ」と切り捨てられたフィンが、自らもまた仲間たちを同じ言葉で切り捨てる。でもたとえ血の繋がりはなくても、行き場がない人たちの集まりだったとしても「家族」とハックが口にしたことにグッときました。ここまでちゃんとハックが文章喋るのかなり珍しいですよね。だからこそ本気度が伝わってくるし、ハックが言うからこそ感動が生まれる。
それに対してアニキはよぉ……。
にしてもアニキ役の関智一さん。いかにも軽薄そうなあのチャラさをベテランになっても若者感たっぷりで表現できるのがすごい。声が若すぎて一瞬気づけませんでした。

いよいよ物語も佳境に入っていきますが、カスタマーセンターより前にアニキたちとどう折り合いをつけていくのかが大きな転換点となりそう。どんなにカスタマーセンターのやり方に反対していても、すでにデコがなければ生きていけない人々が大勢いることを考えると、フィンたちのやろうとしていることはそう簡単にはいかなそう。
ところで冒頭で描かれたたくさんの目を持つ巨人のお話、確か1話でも同じようなことが語られていたような気がするんですがこれがトムソーヤ島とどう関係してくるのかまだ見えてきません。クジャクの羽はすでに出てきているしマークトゥエインと関係してくるのかな。

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