10話のあらすじ
こびりつきと亡霊を操るだけでなくすすからこびりつきを生み出すこともできるマリーローズによって追い詰められていくケイトとジョン。すすパンチを撃ったことで力を使い果たし走るのもやっとなジョンを支えて逃げるケイト。なんとか館に戻りエミリコとショーンに合流しようとするが……。
10話の感想
これまで登場したシャドーの中でも圧倒的実力を持つマリーローズ。すすからこびりつきを生み出し、それを操ってさらに亡霊をも生み出すことのできる能力。しかも操作するこびりつきの位置まで分かり、エミリコたちの傷つけないように最低限のすすをぶつける繊細なコントロールもすごい。これだけの実力を大人たちに知られていれば確かにもっと早く大人になってたかもしれないですね。生き残るためにこれだけ使いこなせるよう努力してきたんでしょうが、信頼できる仲間がお互いしかいない状況はきっと苦しかったでしょうね……。
そしてそれを察知して理解するエミリコとケイトの優しさにも泣けました。今回は敵対してしまったとはいえ、どちらも目的は同じなんですもんね。もっと早くケイトとマリーローズが出会えていれば最強の味方になってくれていたかもしれない……。そう思うとなんともやるせない終わり方でした。マリーローズとローズマリー、どうなってしまうんでしょうか。
そして今回もまた、マリーローズとローズマリー役の中原麻衣さん、素晴らしかったですね。本来はめちゃくちゃ可憐で細く美しいお声を持っているお方ですが、いつ聞いてもマリーローズの低音をキープできるのがすごい。
特に感動したのがラストのセリフ。
「許されないことを、してきたんだよ」
後悔のような、懺悔のような、諦観のような。マリーローズのやるせなさが全て詰まったような、静かな声にやられました。個人的にこれまでのシャドーハウスで一番(お芝居的に)響いたセリフかもしれない。
それにしてもお披露目の時もそうでしたが、エミリコの土壇場での判断力や勘の鋭さは本当にすごいですね。今回は冷静なショーンのフォローもあってなおのこと生き人形ズが優秀すぎた。これまでは同期組の頭脳はケイトかと思っていましたが、エミリコとショーンも負けてないですね。
でもジョンのアホさとムードメーカーぶりも好きです。彼のおかげで話が暗くなりすぎずに楽しめているような気がします。ジョン(とショーン)を演じる酒井広大さんのあのハイテンションなお芝居も見るたびにクセになる……。
というわけでついにローブ様の正体とその目的が明らかにされ真犯人であるマリーローズとローズマリーをとらえることに成功したケイトたち。けれど2人は星つきに引き渡され、それはつまり処分を意味します。これで2人はもう終わりなんでしょうか……。
マリーローズとバーバラの関係性も気になります。マリーローズがローブ様であったことを、果たしてバーバラはどう受け止めるのか。次回にまた期待です。
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