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新世紀エヴァンゲリオン 第参話 「鳴らない、電話(A transfer)」 感想

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3話のあらすじ

新しい中学校に通いながら、感情が抜け落ちたように淡々とEVAの訓練をこなすシンジ。彼に与えた携帯電話を一向に使っている気配がないと気づいたミサトは、シンジが学校で友達を作れていないのではと心配していた。
そんな中、クラスでシンジがEVAのパイロットだと発覚し沸き立つクラスメイトたち。妹がEVAの戦闘に巻き込まれ負傷したという鈴原トウジ(CV.関智一)はそんなシンジを疎むが……。

3話の感想

今回もシンジ役の緒方恵美さんのお芝居が光ってましたね。感情がごっそり抜け落ちたような虚ろな表情で訓練をするシンジくんの、かろうじて聞き取れるレベルの音量でぶつぶつと同じ言葉を繰り返すシーン。本当に聞き取れるかどうかギリギリのラインを攻めているのがすごい。虚ろな表情も相まって不気味にすら感じてしまうほどの空虚さ。
かと思えば、使徒との戦いでパニクってナイフをコアに突き立てるシーンでは喉が枯れるのではないかと思うほどの絶叫。前半の消え入りそうな声があったからこその温度差に鳥肌。聞いているだけでもゾッとするほどなので、演じていたご本人はもっと精神にも肉体にも負担があったのでは……。
あと何気にクラスメイトたちから質問攻めにあうシーン。シンジくんの表情はあんまり描かれておらずセリフのみが聞こえてくるんですが、囲まれて質問攻めにされてたどたどしく質問に答える感じがまたものすごくリアリティがあって鳥肌。改めてシンジくんを演じられるのは緒方さんだけだなと脱帽。

そしてこの第3話からシンジくんの通う第壱中学校の生徒たちが初登場。
EVA初号機と第3使徒との戦闘に妹が巻き込まれ負傷したことでシンジに怒りをぶつける鈴原トウジ、トウジの友人で軍事オタクの相田ケンスケ、学級委員長の洞木ヒカリの3名はその後新劇場版にも登場する重要人物。
シンエヴァを見てからだと、この3人が出てくるだけで泣きそうになりました。シンエヴァのこの3人の活躍が本当に泣くほど素晴らしかったので、まだこどもだったこの子たちがあんなに逞しく優しい大人たちになるのかと思うとマジで泣く。
あとびっくりしたのはケンスケ役の岩永哲哉さんの声が今と全く変わらないこと。トウジ役の関さんやヒカリ役の岩男潤子さんは声若いなと感じましたが、岩永さんの変わらなさがすごい。

また「鳴らない、電話」というサブタイトルもさすがのセンスですね。ラストでシンジくんの電話番号をもらったトウジが電話をかけようとしてやめるところ、だから「鳴らない」なのかと納得。ここで電話をかけていたらもしかしたらシンジとトウジの関係も変わっていたのかもしれないけど、結局かけなかったっていうところがなんとも言えなくて好き。

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コメント

  1. 立花浅黄 より:

    この3話ではクラスメイト組が初登場しています。トウジとケンスケとヒカリは確かに重要人物です。新劇場版にも出てきますからね。確かにシンエヴァを見た後だと何とも言えない気持ちになります。この3人があんな大人になってるんだなと思うと感動物です。ケンスケ役の岩永さんの声は確かに今と変わっていません。TV版と新劇場版を比べてもほとんど変わっていないのは驚きです。

    トウジが電話をかけようとしてるところは新劇場版だとなかった事になりましたが。電話をかけていたら確かにシンジとトウジの関係性は変わっていたのかもしれませんがかけなかったから変わることはなかった。確かに何とも言えないところです。どういう風に変わっていたかは分からないし。その後の展開が変わってたんだろうか。

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