アニメアニメ感想

新世紀エヴァンゲリオン 第四話 「雨、逃げ出した後(Hedgehog’s Dilemma)」 感想

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4話のあらすじ

ネルフにも学校にも馴染めず数日間学校を休んだシンジはそのままミサトのもとからも姿を消してしまう。家出したシンジの気持ちを理解しつつも苛立つミサト。学校に戻ってこないシンジを心配するトウジとケンスケ。第3新東京市をあてどなくさまようシンジ。

4話の感想

今回は特に演出が特徴的でしたね。特に家出したシンジくんがネルフに連れ戻されてミサトさんと再会するシーン。赤みがかった真っ黒な部屋の片隅に座るシンジくんと、右側のドアが開きミサトの背後から差し込む青白い光。光と影がなんとも印象的なワンシーン。光側に立つミサトさんはしかし逆光になって表情が一切見えないのが怖い。
ミサトさんの表情が見えないのは、1)シンジくんがミサトさんの顔を見ないから、2)ミサトさんが自分の表情を見せたくない(知られたくない)から、3)あえて表情を見せないことで視聴者に想像させたいから、などいろんな意味があるのかなあと妄想。
シンジくんの苦悩もさることながら、ミサトさんも中々に辛い立場なので自分の感情を押し殺さないといけない時があるんだろうなとも。

前回戦場(とシンジくんの心情)を引っ掻き回したトウジとケンスケは学校に来ないシンジくんを心配して自宅を訪問したり、箱根から去ろうとするシンジくんを見送りに駅まで来たりと、心温まるシーンがたくさん。
ひとりでキャンプするケンスケがさまようシンジくんを保護(?)してご飯食べさせてあげるシーンは、シンエヴァを思い出してぐっときました。ケンスケのこういうところは昔から変わらなかったんだな。
トウジの漢すぎる仲直りの仕方といい、ここで終わってれば幸せな学園モノで終わったのになあ……。

にしても今さらながらやっぱりネルフの大人たちって血も涙もないですよね。EVAに乗るの嫌なんだ、みたいなことミサトさんもリツコも言うけどそりゃあ嫌だろ。一切反抗しないレイやEVAに乗ることがアイデンティティなアスカは、ネルフにしてみれば扱いやすい駒だよなと思うと胸糞。大体の人間はシンジくん側でしょ。まあそうは言っても、誰かがやらないと人類が滅んでしまうと言われたらやるしかないのかもしれないけども。シンジくんしんどいなやっぱり。

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コメント

  1. 立花浅黄 より:

    4話の演出は確かに特徴的かもしれません。ミサトさんの表情を見せないのはいろんな意味があるんでしょう。それがエヴァらしいから。確かにトウジとケンスケ関係では心温まるシーンがありました。ケンスケのところとかそういうシーンは新劇場版ではカットされていましたが。幸せな学園モノでは終わらないのがエヴァ本編だから。幸せな学園モノに触れたいのなら本編以外のエヴァをどうぞ。

    本編とは関係ないので無理に触れる必要はないけど。本編と比べたら救いはあります。本編とは関係ないのでおすすめはしない。公式が生んだ学園エヴァは素晴らしいです。綾波とアスカは確かに扱いやすい駒ですが、綾波はクローンだし、アスカは新劇と合わせて考えると綾波と同じようなものですから。そう考えると仕方ないのかなと。

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