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新世紀エヴァンゲリオン 第九話「瞬間、心、重ねて(Both of You, Dance Like You Want to Win!)」感想

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9話のあらすじ

シンジたちと同じ第壱中学校に入ったアスカは瞬く間に注目を浴びる。そんな中、襲来した第七使徒に対して初号機と弐号機が協力して戦うことになるが、弐号機が一刀両断した使徒は2体に分離し再生。2体のEVAはあっという間に倒されてしまう。シンジとアスカの仲は悪くなる一方だったが、ミサトの計らいで一緒に住むことになってしまい……。

9話の感想

エヴァにしては珍しく1話通してコメディ色の強い回でした。
2体に分裂した使徒に対して、次の瞬間には初号機と弐号機が犬神家みたいな敗北の仕方をしているのも完全にギャグ。どうしてそうなった……。それぞれ使徒に投げ飛ばされて海と地面にずぼってハマったのかな?? 何気にあの状態からよくパイロット無事に引きずり出せたな。
これには冬月さんも思わず頭を抱えるほど。冬月さんに直接叱られるシンジとアスカっていうのも意外と珍しい光景かも。
新劇場版からはコメディ要素はかなり減ってるので、シンジとアスカがダンスの練習したり、EVAが踊りながら戦うというのも中々に衝撃的でした。実際に使徒と戦う本番では音楽のみでセリフや効果音も一切なしという演出がまた面白い。右下に残り秒数が表示されてるのもいいですよね。珍しくハラハラせず安心して楽しめる戦闘でした。

しかしその一方でシンジとアスカの関係も少しずつ変化。確実にシンジがアスカを意識し始めているのが分かります。思春期ならではの、ひとつ屋根の下に同い年の美少女がいるというシチュエーションで意識してしまうのも分かるし、普段は気が強くてプライドが高いのに、寝言で「ママ」と呟きながら泣いてしまう幼さも垣間見える演出がまた憎い。一気に憎めなくなってしまう。
またこれみよがしにレイに実力の差を見せつけられ焦って拗ねてしまう姿も年相応の可愛らしさを感じます。その後拗ねてやめてしまうのではなく、努力して見返しやるというところも好感しかない。
完全にレイ派だったけどアスカの良さもじわじわ実感し始めています。

今回個人的に嬉しかったのが原画に中村豊さんが参加されていたこと。一番好きなアニメーターさんなのでとにかく嬉しかった! 初号機と弐号機が使徒を協力して倒す62秒の戦闘の後半を担当されていたそうです。エヴァにはこの第9話と第24話だけに参加されているそうで、貴重なものを見られて嬉しい。
エヴァは有名作だけあって、今現在著名なアニメーターさんも多く参加しているんですよね。毎回原画さんのクレジットを見るのも楽しみのひとつです。

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コメント

  1. 立花浅黄 より:

    この回は確かにコメディ色が強い回です。アスカ登場直後の回は大体そんな感じがするけど。初号機と弐号機の敗北の仕方はギャグです。どうして犬神家みたいになってしまったのか。使徒は基本的に1体しか現れないから2体に分裂して攻撃してくるって言うのはイレギュラーな事だけど。冬月に直接怒られるのはこの回だけですね。あんな事になったら怒られてもおかしくはありません。

    新劇場版から入ったら特訓のところとか戦闘シーンとかは衝撃的です。この回の戦闘はエヴァの中では数少ない安心して楽しめる戦闘ですから。TV版後半の戦闘は戦闘と言えるかどうかって言う戦闘ばかりだし。シンジとアスカの関係性は少しずつ変わっています。ずっと一緒に特訓してたらそうなります。

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