6話のあらすじ
第5使徒殲滅のためエヴァに乗り込んだシンジだったが地上に姿を現したところを使徒に狙われシンジは瀕死の危機に陥る。近づくものを自動的に撃ち落とし攻守ともに隙の無い使徒はさらにネルフ本部へと侵攻を開始。ミサトはこれに対し日本全国から電力を集めEVAによって極大エネルギーの陽電子砲を放つ「ヤシマ作戦」を立案するが……。
6話の感想
エヴァの中でも特に認知度の高いこの第6話ですが、初めてきちんと見られて感動しました。伝説のヤシマ作戦はここから始まったんですね。
新劇場版でも描かれるほか、ヤシマ作戦の内容やシンジの「笑えばいいと思うよ」など、アニメ版を見たことがなくても知っている場面ばかりでしたが、それでも実際に見るとどれも胸アツでした。
特にヤシマ作戦は何度見てもかっこよくてテンション上がりますね。
現実でも3.11以降、深刻な電力不足の際にネット上では大規模停電(節電)のことをヤシマ作戦と呼んで協力を仰ぐこともありました。冷静に考えると、アニメで登場した架空の作戦が、現実でアニメファン発信で多くの国民の心を一つにするってとんでもないことですよね。日本人のエヴァの浸透力もすごいし、ヤシマ作戦と称することでアニメファンたちの協力を仰いで節電に協力させようとするところもすごい素敵。改めてアニメの力を感じました。本家本元を見られてよかった。
またこの6話はシンジくんとレイの距離が少し近づき始める重要なポイントでもあります。シンジくんの成長も感じられますね。
EVAに乗って出撃しようとした瞬間狙われて一時は生死の境を彷徨うほどの重体になりつつも、その後数時間で再びEVAに乗るなんておそらく1話の頃のシンジくんではありえなかったでしょう。日本のため、というよりレイ1人に押し付けて大怪我させたくないという気持ちの方が強かったとは思いますが。
レイの「あなたは死なないわ、わたしは守るもの」というセリフもこれまで何度も聞いてきましたが、今回一番グッときました。すごくレイの感情が乗っていたように聞こえて、かっこよかった。やっぱり新劇場版以降のレイよりも感情を感じるんですよね。林原さんの演技力が上がっただけなのか、TV版と新劇場版で演出が変わったのか……気になる。


コメント
この回はあのヤシマ作戦の回です。新劇場版でも描かれたし、有名なのでTV版を見ていなくても知っている人は多いでしょう。私はどっちかと言うと新劇場版のヤシマ作戦のほうが好きだけど。あれは序のラストでしたからね。盛り上がらないわけがないです。確かにシンジと綾波の距離が近づき始めるきっかけになっています。
シンジ的には確かに綾波1人に押し付けるわけにはいかないと言う気持ちのほうが大きいだろうけど。日本を守りたいとか思わないだろうから。ヤシマ作戦関連のセリフは確かに数えきれないぐらい聞いていますが、演出が変わったのかどうかは詳細不明です。気にならないわけではありませんが、何とも言えませんね。