9話のあらすじ
新月の夜、その身に烏漣娘娘を留めておけず苦しむ寿雪。夜の空を徘徊する烏漣娘娘の夢の中、寿雪は1人の男を目撃する。その男は密かに烏妃を狙う封宵月(CV.石田彰)だった。
一方、寿雪のもとに死んだはずの妃の声が水の中から聞こえるととある宮女・安蕙蘭(CV.釘宮理恵)が相談にやってくる。かつて入水した妃の魂を救ってほしいというが……。
9話の感想
前回、新月の夜は会いに来ないでほしいと高峻に言っていた寿雪。その理由は月のない真っ暗な夜には烏漣娘々が烏妃の体から抜け出し外を徘徊するから。その間、烏妃は身を引きちぎられるような痛みに苦しみ続けなければならないという宿命を持っていました。新月ということは最低でも月に一度はこの苦しみを味わっているのかと思うと恐ろしい……。
寿雪は「疲れているから」と言ってましたが、九九たちをも外に出していたということは苦しんでいる姿を見られたくない(もしくは見られると危険がある)という可能性もありそう。
そんな中、夜の空を徘徊する烏漣娘々の視界に映った、封宵月の姿。石田彰さん演じる宵月は「烏妃を殺さなければならない」という不穏な発言に始まり、第9話ラストでは寿雪の作った結界を壊したり、寿雪が断った死んだ人間を蘇らせることを「難しくない」と言ったり、危険な言動が目立ちます。そもそも彼の正体が何者なのかも気になりますし、なぜ寿雪の命を狙うのかも謎。
謎多き危険人物ですが、石田さんの声が相変わらずミステリアスで若々しいのが素晴らしい。こういう正体不明、目的も不明、でも神秘的な美しいキャラクターが本当に似合いますね。
さて一方で寿雪に頼み事をしてきたのは宮女の安蕙蘭。彼女が仕えていた西婉琳という妃が、帝が会いに来る日に自ら池に飛び込み亡くなり、それからしばらくして水の中から婉琳の声がするように。彼女の魂を救ってほしいと寿雪に懇願した蕙蘭でしたが、実は……。
これまでは悲しい経緯で亡くなってしまった故人と、その幸せを願う残された人々とのお話が多かったですが、今回は典型的な「一番怖いのが人間」といういわゆる人怖なお話でした。
凄かったのは蕙蘭と婉琳を一人二役で演じた釘宮理恵さん。婉琳はともかく、蕙蘭は若き日から年老いた姿まで釘宮さんが演じており、老け役の上手さに驚きました。しかも一人二役。相変わらず演技力の高さがずば抜けてますね。
ちなみに老け役と言えば、冬官の薛魚泳を演じる杉田智和さんの老け役にも毎回驚かされてます。自然すぎて最初の頃は杉田さんなのか分からなかったほどです。やっぱり上手い人は役の年齢なんか関係ないですね。
じわじわと寿雪に忍び寄る謎の男・宵月。彼は一体何者か、そして寿雪は彼のことを知らないはずなのになぜ「フクロウ」と言ったのか。謎は深まるばかり。
高峻が引き合わせようとしている寿雪と魚泳の関係も気になるところ。2人の出会いがどんな展開をもたらすのか、次回も楽しみです。
動画配信
単独先行配信
配信サービス
Netflix
dアニメストア ニコニコ支店
アニメ放題
バンダイチャンネル
Hulu
FOD
GYAO!
ニコニコチャンネル
ひかりTV
ビデオマーケット
music.jp
GYAO!ストア
TVer
ニコニコ生放送
TELASA(見放題プラン)
J:COMオンデマンド メガパック
auスマートパスプレミアム
milplus 見放題パックプライム
コメント