9話のあらすじ
サムライソード(CV.濱野大輝)と沢渡アカネ(CV.大地葉)」の襲撃を受けアキを守るため消滅した姫野、放心するアキ、チェンソーマンとなったデンジは1人サムライソードと対峙する。乱入してきた彼らの仲間の1人を人質に取ったデンジだったが、人質ごと切られてしまい……。
9話の感想
なんと言えば良いのか……何が起こった??? と思っているうちにあっという間にEDになってしまいました。本当に何が起こったのか分かりません。
何よりもまずマキマさんに何が起こったのか分からない。確実に頭を撃ち抜かれていたはずですが次の瞬間にはけろっとしていたし、京都に着いた時には頭の傷も消えていた。京都の2人(天童ちゃんと黒瀬くん)に「私は撃たれなかった」と嘘を吐いたのも気になります。マキマさん人間ではない……??
その後神社に終身刑以上の囚人を十数人集めたマキマさん、何者かの名前を言わせ両手で何か合図をすると遠く離れた東京にいる敵が一瞬のうちに圧死(?)する。これが謎すぎる。なんの悪魔と契約しているのかも謎だし、なんで敵の名前知ってたの?
謎だらけな上に、特異課が襲撃されたと知っても表情一つ変えないしいよいよ不気味さが増してきました。非常に怖いマキマさん。
人が突然潰れたり捻じれたりして跡形もなく死ぬ描写がトラウマものでしたが、その一方で狙われた人物が「何かおかしい」と怯えだし直後に死、それを見た周囲の仲間たちが何が起こっているのか分からないまま恐怖に怯えるシーンの恐怖の演出がめちゃくちゃいい。ホラー苦手なんですが、なんでかここはすごくゾクゾクしました。恐怖が快感になる瞬間を初めて味わったかも。グロ耐性ない身としては死に方はグロイけど血しか残らないところが温情を感じましたね……。
沢渡とサムライソードからしたら突然仲間たちが意味不明な死に方する上に、直後に現れた異常に強いコベニちゃんに襲撃されたのもトラウマだっただろうな。
ホテルに閉じ込められた時は発狂し精神崩壊してるだけだったコベニちゃんがまさかあんなに強いとは思わず、完全に惚れ直しました。悪魔を使役するどころか、ほぼほぼコベニちゃん自身の戦闘能力のみで戦ってませんでした? あんなに強いのヤバくない?? サムライソードが疲弊していたのを差し引いても普通にデンジに負けてず劣らずなのでは……。
その後の泣きながらデンジを抱きしめるシーンも、高橋花林ちゃんのお芝居が素晴らしくて胸打たれました。恐怖(と悲しみ)のあまりハイになって変な笑い出ちゃうところや、ほぼ過呼吸並みの呼吸の早さと粗さの表現がすごい。呼吸だけでコベニちゃんの精神状態が伝わってきました。
姫野先輩、荒井くん、伏さん、その他大勢の死者が出た一方、新キャラも登場。京都公安の天童ちゃんと黒瀬くん。天童を上田瞳さん、黒瀬くんを河西健吾さんが演じていました。京都弁いいですね、たまらん。
しかしデンジは体真っ二つの状態で生きているのかも分からんし、アキくんがどうなったのかも、パワーちゃんがどこへ行ったのかも分からない。マキマさんはもっと分からない。分からないことだらけでしたが、恐ろしいのに美しさも感じられる演出が印象的な話数でした。
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