124話のあらすじ
瀕死の重傷を負ったデクと死柄木。オール・フォー・ワン(AFO)は撤退を促すが死柄木の肉体は限界に近づいていた。加勢に来た波動ねじれや飯田も加わり、轟は死柄木にトドメを刺そうとするがそこへついにギガントマキアが現れてしまう。ギガントマキアに死柄木を奪われてしまうが、そこへ背中に隠れていた荼毘が姿を現し……。
124話の感想
これまでずっと謎に包まれていた荼毘の正体が明らかになる「ダビダンス」。
度々エンデヴァーに恨みがあるような言動がありましたが、それは彼の正体が轟家の長男・燈矢だったから。思い返せば伏線もいろいろと張られてはいたものの、エンデヴァーの話では骨すら残らないほど焼けてしまったというし……一体どうやって生き残ったんだろう。
というか荼毘のあの特徴的な肌は火傷の跡だったんですね……。
荼毘の姿は轟くんが辿ったかもしれないもう一つの姿なのかな、とも感じますね。もしも轟くんがデクくんと出会わず憎しみに走り続けていたら……。デクくんは死柄木と、轟くんは荼毘とそれぞれ対比して描かれているようにも感じます。
エンデヴァーは今で言う毒親のような描かれ方をしてきましたが、真面目な話すると更生してきてるので毒親ではないと思うんですよね。本当の毒親は何があっても一生変わらんような気がします。
エンデヴァーはただただ力を求めすぎたために行き過ぎてしまっただけ。けれどそれがまだ幼かった兄妹たちにとってはとんでもない影響力があったということを、エンデヴァーはまた実感しただろうなと。辛い展開ですが受け止めていかなければいけないですね。
荼毘が死んだはずの轟燈矢だったという事実も衝撃でしたが、今回は特に作画と声優さんのお芝居が素晴らしかった。
作画に関してはボンズさんはいつも素晴らしいですがこの第124話(特にBパート)はこれまでのヒロアカの中でもトップ5に入る神作画だったのではないかなと感じます。キャラデザの馬越嘉彦さんが作画監督・原画として参加されていたのもあると思いますが。特に荼毘、轟くん、エンデヴァーの作画が美しすぎた。一生見てられる。
そして、荼毘役の下野紘さん。ただただすごいの一言。下野さんと言うと昔から可愛い系男子やおバカ男子の役のイメージが強かったものの、クールな役も似合うしどんどん役幅が広くなっているように感じます。
その中でも今回の荼毘の演技は、これまでの下野さんの演技の中で個人的にNo.1かもしれない。
「ダビダンス」というだけであってまるで踊るように自らの正体と過去、そしてエンデヴァーへの恨みつらみを語るわけですが、その時のエンデヴァーへの「憎しみ」と復讐を果たせることへの「喜び」のバランスの表現がすごい。たぶんこの時をずっと待っていたんでしょうね。夢にまで見たこの日がついに来たことへの喜びがはち切れそうでほとばしる思いをぶちまけることへの快感みたいな。それらが全部声に出ていて鳥肌でした。
個人的No.1セリフは「知らねェようだから教えてやるよ!!!」でした。喉の強さを感じる……。
いや~~~~~~~~~かっこいい!!
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