146話のあらすじ
自らの炎で焼かれ瀕死の重傷を負った幼き日の轟燈矢。3年後眠りから覚めた燈矢は皮膚が焼け見た目も声も別人のようになっていた。AFOからの誘いを断りもう一度父に会おうと轟家に帰った燈矢だったが……。
146話の感想
燈矢はなぜ荼毘になったのか、その全てが明かされた今回。改めて壮絶でした。
自らの炎によって焼け死んだと思われた燈矢。しかし実はAFOの息がかかった施設に拾われ、ドクターこと殻木球大の治療で延命。目覚めたのはなんと3年後。
口から下が焼けただれ声帯を痛めたからか、目覚めると別人のような見た目と声になっていました。
精神年齢は13歳なのでモノローグでは幼少期の燈矢役である白石涼子さんが、喉が焼けているので実際に出ている声は荼毘役の下野紘さんが演じるというアニメならではの演出が素晴らしかった。

AFOは死柄木に何かあった時用の保険として燈矢を治療させたようですが、当の本人は未だ父に認められたいという思いが捨てられず、また家族が心配しているのではと施設を逃げ出して3年ぶりの自宅へと戻ります。
ところがそこで見たのはエンデヴァーに虐待まがいの教育を受ける弟・焦凍の姿、そして死んだことにされていた自分の存在……。
父への憎しみと復讐心から一ヶ月と持たないはずだったボロボロの身体を延命させ、荼毘として生まれ変わった燈矢。
地獄の轟くん家とは良く言ったもので、本当に毒親ここに極まれりというか……。エンデヴァーが改心して毒親を卒業したとしても、彼の罪は消えず子どもたちは苦しみ続けるのが地獄。その尻拭いをするのが被害者である轟くんというのもグロテスクな話です。
ただ雄英に入りデクくんやA組のみんなと出会い成長した轟くんは想像以上に大人になってました。
「半冷半燃」という冷やす力と燃やす力を持った自分が轟家に生まれた意味を見出し、両方の力を同時に放出し熱を中和する新たな必殺技「赫灼熱拳・燐」を開発し、自らの身体すら燃やし尽くす荼毘の炎を凍らせる。
轟くん自身も一歩間違えば荼毘のようになっていたかもしれない中で、轟家の呪いから解かれ自分自身を受け入れられるようになっていたその姿にぐっと来ました。
前に進み始めた弟と、止まってしまった兄の対比が切ないですね……。

それにしても映画みたいな大迫力の作画もさることながら、轟くん役の梶裕貴さんと荼毘役の下野紘さんの熱演が凄まじかった……。
特に下野さん、喉壊されてないでしょうか……。全てを出し尽くすような気迫のこもった叫びに圧倒されました。自分の身体が燃え尽きようと構わず大火力を放出する荼毘のように、下野さんもまた喉が焼けそうな全力のお芝居、鳥肌ものでした。
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