32話のあらすじ
「オレが勝ったら黒龍をもらう」と宣言し絶望的な状況でも大寿に立ち向かい続けるタケミチ。殴られ続けながらもついに大寿の顔に拳が届き膝をつかせることに成功する。そんなタケミチの姿を見て心を動かされる八戒だったが、彼にはまだ誰にも言えない秘密があった。
32話の感想
まだまだ続く教会での大寿との死闘。
何度ボコられても不屈の精神で立ち向かい続けるタケミチはついに粘り勝ちで大寿の顔面に一発ぶち込むことに成功。はたから見るとそれほど強いパンチに見えなかったものの、なんと大寿はよろめいて膝をつくほどのダメージ。おそらく顎のいいところに当たって脳震盪に近い衝撃だったか、もしくは三ツ谷くんに受けたダメージが今さらになって効いてきたか。
その姿を見て衝撃を受けたのは八戒だけでなくイヌピーとココも。特にイヌピーの表情は驚き以上。この2人はやっぱりただ大寿に忠誠を誓っているだけでには思えないんですよね。何か裏がありそう。
諦めなければ何とかなることを自ら証明したタケミチでしたが、八戒は未だ立ち上がれず……。そこには深い深い理由がありました。八戒がひた隠しにしてきた秘密――それはなんと、幼い頃から柚葉を守って来たというのは全部嘘という衝撃の事実。
柚葉の代わりに自分が全部殴られてきたというのは真っ赤な嘘で、実際は柚葉が八戒を庇って倍殴られてきたのだとか。言われてみると回想以外で八戒が大寿に殴られてるシーン一つもなかったですね……。
八戒は想像以上のヘタレだったようですが、柚葉も柚葉で亡くなった母の代わりに家族を守るという思いが強すぎたのかもしれませんね。
それにしてもまだ幼い大寿が柚葉と八戒を殴るシーン辛すぎて……。兄弟間のDVって大人からの暴力とはまた違った辛さがありますね。なんでこんな小さい子たちがこんな辛い目に……。
柚葉の回想から幼い頃に母が亡くなったこと、父親とはあまり顔を合わせることがなかったこと、母の死後から大寿の暴力が始まったことが明らかになりました。
大寿は何度も「こんなにも愛しているのになぜ弟たちに暴力を振るわなければならないのか」と涙を流していて、それが理解不能でとても恐ろしい。そもそもなぜ大寿は2人に暴力を振るうようになったのか、そこが一番気になる。父親が関係してくるんですかね。

ところで今回作画が素晴らしかったですね。2期になってから作画の安定感がぐっと増して毎回とても綺麗だなと思っていたところ、今回はさらに凄かった。殴り合い一つとっても、筋骨隆々の大寿と細身のタケミチではパンチの威力が違うのが動きから伝わってくるし、特にラストの大寿と八戒・タケミチ、イヌピーと千冬、ココと三ツ谷くんそれぞれの殴り合いは動きが滑らかで感動しました。ちゃんと筋肉の動きというか人間の体の動き方や重力、よろめきや重心移動を理解してないと描けないだろうなと。作画でも魅せてくれる神回でした。
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フルアニメTV
1月28日 27:00~2月5日 2:59 1話~4話
2月25日 27:00~3月5日 2:59 5話~8話
3月25日 27:00~4月2日 2:59 9話~12話
4月3日 24:30~4月11日 00:29 13話
見逃し配信
※本ページの情報は2023年1月時点のものです。
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