8話のあらすじ
確保寸前まで犯人を追い詰めたMr.ブラックとヒーイズトーマス。しかし2人が油断した隙に犯人が銃を発砲、一般市民に怪我を負わせてしまう。その姿を見たトーマスは激昂し犯人を怒りのまま何度も殴り、過剰防衛だとして司法局から謹慎処分を言い渡されることに……。
8話の感想
2期から登場しここまでほとんど内面が描かれることがなかったトーマス。これまではずっとバディの昴ばかり目立っていました。世間的にはヒーローとして優秀なトーマスの方が目立っていたはずですが。
常にクールで自分の感情を表に出すことがないトーマス、しかし今回追い詰められた犯人が一般市民に発砲してしまいその姿を見たトーマスが初めて怒りをあらわにしました。そこには彼の辛い過去が関係していたようです。
幼くして両親を亡くし2歳年下の妹と共に養護施設に引き取られたトーマス。そこは身寄りのないこどもたちを里親と引き合わせるための施設。
妹と一緒でなければ里親の元には行きたくないというトーマスの望みに園長は理解を示していましたが、ある日約束を破って妹だけを連れ出そうとしました。NEXTであるトーマスを気味悪がる里親が多かったようです。
起こったトーマスは能力で園長を攻撃し妹を連れて施設が逃亡。スラム街に逃げ込むもそこで不良たちに絡まれ、妹が銃で足を撃たれてしまいトーマスもボコボコに。結局2人は施設に再び連れ戻され、さらに妹は足に障害を抱えることになってしまいました。
2人一緒じゃなければ里親のもとには行きたくないというトーマスとの約束を破った園長。
助けてくれという命乞いを信じたトーマスに銃を向けた不良。
幼い頃から何度も大人たちの汚い裏切りを目にしてきたトーマスが他人を信じなくなるのも自然の道理。虎徹さんたちヒーロー仲間やバディである昴すら信用しないのには、想像を絶するトラウマが隠されていました。
しかも妹はどこかに引き取られその後所在不明なのだとか……。今もどこかで元気に暮らしているのならばいいですが、トーマスにとっては気がかりでしょうがないですよね。
謹慎中のトーマスはヒーローミュージアムへ。帰り際とある夫婦に声をかけられたトーマスは彼らを手伝い家まで送り、手厚く感謝されご飯をご馳走されることに。この夫婦の温かみによってトーマスが元気づけられる展開……かと思いきや、まさかの実は世間を騒がせる犯罪者だったことが判明。薬を盛られ空き巣の罪を擦り付けられそうになったトーマスは、またしても裏切られたことでさらにどん底へと突き落とされることに……。
謎のフガン・ムガンもシュテルンビルドで暗躍を始め、新たに起こった事件ではバーナビーが窮地に陥ったりと、7話までの楽しい雰囲気から一転、一気にドシリアスへと突入しました。コメディと見せかけてドチャくそ重い展開をぶち込んでくるのがさすがタイバニ！
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※本ページの情報は2023年4月時点のものです。
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