2話のあらすじ
ゾンビが町に溢れたことで会社を辞めたアキラは3年分の休暇を取り戻そうと朝から部屋の掃除。それが終わったら早速ビール。平日の朝からビールを飲む背徳感に浮かれるアキラだったが、あっという間にビールを飲み切ってしまい、仕方なくコンビニまで買い出しに行くことに……。
2話の感想
第2話もツッコミどころの嵐!
インフラどうなってんの? なんでアキラの部屋にはゾンビ来ないの? 政府何やってんの? こんな時でも中継するテレビすごいね!!
しかしそんなことはどうでもよくなるくらい面白い!!
まず本当にテンポが素晴らしい。そしてシリアスとギャグのバランス、メリハリが気持ちいい。
ゾンビが溢れた世界に絶望する夫婦が、窓の外を配管を伝って下りようとするアキラと遭遇して思わず恐怖を忘れてしまうシーンは、ゾンビという世界観をぶち壊しててめちゃくちゃ面白い。こんな非常時にビールのためだけにコンビニ行くんかいというツッコミを忘れて、雰囲気に流されて買い出しを頼んじゃう夫婦w

しかしアキラがコンビニから戻ってくる夫婦の姿はなく、部屋に残されていたのは血痕だけ。そんなギャグとシリアスのメリハリが本当に上手い。アキラの反応や爽快感のある演出で忘れがちですが、アキラもまた生と死の境目にいるのだとふとした瞬間に思い出されるピリッとした緊張感。
ゾンビの出現に喜ぶ主人公というあまりにもぶっとんだ設定ではあるのですが、そこにあるのは実はものすごく深いテーマ。
人の一生はあまりにも短く、やりたいこともやれずに死んでいくことの虚しさが描かれています。ブラック企業で日々を虚無に過ごし、大好きな人がゾンビになってしまったアキラだからこそ、やりたいことを我慢せずにやることの大切さに気付くことができました。
やりたいことはいっぱいあっても、それを実現するまでの労力を考えると面倒くさくなってしまったり、いつでもできると思って結局いつまでもやらなかったり。そうやって人生のほとんどを無駄に生きてきた人間からするとこのテーマがめちゃくちゃ刺さります。
新たに登場した生き残りの1人・三日月閑はアキラとは真逆の現実主義者で、「ゾンビにならないためにすべき100のこと」をリスト化しそれを忠実に実行する真面目人間。リストの中に「糖質制限の徹底」を加えてしまったがために、コンビニで好物の桜餅を見つけるも手を伸ばそうとしてやめてしまいました。
しかしビールを飲みたいがために命がけでコンビニまでやってきたアキラを見て馬鹿にしつつも、「桜餅くらい我慢しなくても良かったかも」と思い直す姿も。
ゾンビにならないことはもちろん大事だけれど、いつ死ぬか分からない世界では食べたい物は食べられる時に食べておくというのはもっと大事かもしれないですね。

ところでシズカが見ていた映画の主人公・ジョンを三木眞一郎さんが演じていたんですが、まさかあれだけのために起用したんか!?!?! 新キャラかと思って期待しちゃったら即ゾンビに食われてて笑いましたww
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※本ページの情報は2023年7月時点のものです。
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