7話のあらすじ
元上司の小杉によって掌握されたサービスエリアで、ブラック会社時代のように思考停止して労働させられるアキラ。
その姿を見ながらシズカはかつて自分が父親に支配されていた過去を思い出していた。「お前は私に従う”べき”」と言われ続けていた過去の自分と今のアキラを重ねて……。
7話の感想
元上司の小杉にこき使われ、まるでゾンビのように思考停止したまま過酷な労働をさせられ続けるアキラ。
そんな彼の姿を見てシズカは幼い頃の自分に想いを馳せます。
捨てられていた子犬をこっそりお世話していたこと、医者になりたいと夢を抱いたこと、好きな人ができたこと。

その全てを実の父親に「お前は私に従うべき」と否定され続けてきたこと。こうある”べき”なんだ、こうする”べきなんだ。どれもこれも相手のためを思ってるフリをして全部そう言ってる自分のため
シズカの父のように仕事で成功した人間の言うことなら従い続ければ確かに成功はするのかもしれませんが、そこに本人の自由はなくただの操り人形でしかありません。
父から洗脳のように刷り込まれてきたありとあらゆる「べき」に嫌悪を抱きながらも、いつしか効率の良し悪しでしか物事を図れなくなっていたシズカ。
けれど小杉に洗脳されるアキラを見てようやく彼女自身も、その「べきべき教」から脱することができました。
そして解放されたシズカが今度は洗脳されたアキラを、「もう二度と私は私を誰にも渡さない!」と一喝して目を覚まさせます。

実はこの第7話のOP、いつもと演出が違ったことに気づいたでしょうか。これまではサビ部分が前の話数の振り返りになっていましたが、今回はAメロ部分から1話~6話までを振り返る映像になっていました。その演出の理由は、アキラが本当の意味でパワハラからの脱却に成功したから。
「ゾンビになるまでにしたい100のことリスト」にシズカが書き足した「ムカつく上司にハッキリ言いたいことを言う」という文字を見たアキラの脳裏に蘇ったのは、リストに書いた「やりたいこと」を叶えてきたこれまでの日々。
いつ命を落とすか分からないゾンビの蔓延るこの世界で、けれど「やりたいこと」だけをやりたいようにしてきた今までの日々が、アキラを洗脳から解放してくれました。
またシズカの一声はアキラだけでなく、小杉に従うしかなかったコスギーズの面々や労働者たちの目を覚ますことにも繋がりました。
安全な場所で思考停止して言われるがままにゾンビのように生きるか、危険な道のりでも自分のしたいように自由に生きるか。現実世界にも通じる強烈なメッセージでした。
最終的にはうっかりミスでサービスエリアに侵入してきたゾンビに危うく全滅するところでしたが、憎き小杉すらも命がけで助け出したアキラがかっこよかったですね。
彼のやりたいことは「スーパーヒーローになること」。いくら嫌いな相手でも見殺しにしたらヒーローじゃないもんね。それでも最後はスカッとする気持ちの良い終わり方でした。
(でも次回は総集編……残り1か月でまだ7話だけど大丈夫か……??)
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※本ページの情報は2023年7月時点のものです。
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