【アニメ感想】勇気爆発バーンブレイバーン第2話「イサミィーーッ!そろそろだよな、イサミィーーッ!!」【アニメ感想】勇気爆発バーンブレイバーン第2話「イサミィーーッ!そろそろだよな、イサミィーーッ!!」 |

2話のあらすじ

ハワイを襲った謎の敵軍の攻撃をしのいだ各国軍。キング司令官（CV.三宅健太）らはブレイバーン（CV.鈴村健一）から話を聞こうとするが、敵は自我を持つようになった機械生命体・デスドライヴスだと言う。

一方、イサミはブレイバーンと旧知の仲である（らしい）ことから敵のスパイではないかと疑われ、厳しく尋問されていた。

2話の感想

まずはOPテーマ。ブレイバーンを演じる鈴村健一さんが歌う「ババーンと推参！バーンブレイバーン」。そう、1話でイサミがコックピットに乗ってる間流れていたあの曲です。もうイントロ聞いただけで笑いが込み上げてきます。
曲の雰囲気や爆発などのSEが入っているところは30～40年くらい前のロボットアニメを彷彿とさせますが、映像は普通にかっこいい！（ノンテロップ版にはSEなどは入っていないようです）

さて本編では前回ハワイを突如襲ってきた連中の正体が、自我を持った機械生命体デスドライヴスだということが判明。ブレイバーン曰く、元々はただの機械だったのが長い時間を経て自我を持つようになったのだとか。そして彼らが地球にやってきたのは人類の抹殺。侵略ではなく抹殺なのが恐ろしい。
と一応ブレイバーンは重要な情報を教えてはくれたものの、人の話は遮るわ話は聞かないわ、挙げ句には誰も知りたくない自分語り（主にイサミへの想い）を延々と語りだすわで、話の通じなさはデスドライヴスと大差ありませんでしたｗ
長々とイサミへの想いを語り続けるブレイバーンにして、司令官たちがうんざりした表情でそれを聞かされている図が面白すぎる。ブレイバーンの素性が謎な上に戦っても勝てないから大人しく話を聞くしかないのが地獄。

ブレイバーンが早くイサミに会いたーい（意訳）と愛を語り続けている裏で、そのイサミはと言うと何と敵のスパイを疑われて尋問されていました。
人類側からしたら、意味分からん謎の喋るロボットに好かれているイサミが疑われるのも仕方のないことではありますが……1話終盤の時点ですでに精神が摩耗していたイサミが尋問でさらに疲弊しているのが見ていて辛すぎる。
ちなみにこの時イサミを尋問していたボブというCIAへのおじさんはチョーさんが演じていて、何と指名だったとか。今後出番あるのか分からないのに豪華。

そんな中、再びデスドライヴスが登場。今度はブレイバーンと同じく人型のロボット・スペルビアが大量のゾルダートテラー（殺戮兵器）を引き連れての襲撃。
このスペルビアのデザインがめちゃくちゃかっこいい。
ブレイバーンはイサミ不在の中、1人（1機？）でスペルビアと対峙。しかし何と、ブレイバーンのセリフからスペルビアと顔見知りであることが判明。ブレイバーンもロボットでありながら自我を持ち喋るということは、元々はデスドライヴスと同じってことですよね。謎が深まります。
ところがブレイバーン、どうやらイサミがいないと大して強くないらしく、スペルビア相手に大苦戦。最初は「イサミは絶対に来る！」と自信満々だったのに、だんだんと「あれ？イサミ来るよな……あれ？」と不安になるブレイバーンｗ
鈴村さんのブレイバーンはいわゆるロボ声ではなく、普通に人間っぽい口調なのでより笑えます。

スペルビアを撃退するため、スミスは尋問部屋に乗り込んで半ば強引にイサミを救出。精神がさらにすり減っていたイサミにはこの時のスミスが救いの神に見えたのか惚れそうな勢いでしたが、その後無理やり車に乗せられブレイバーンのもとに連れていかれると知ったイサミは「嫌だ乗りたくない！」と発狂。
謎の喋るロボットに一方的に好意を向けられ、変なロボットに乗せられ戦わされ、なのに敵と疑われて尋問されて、助け出されたと思ったらブレイバーンに乗るよう言われ、嫌だと言ったらスミスに殴られて「甘えるな！」と怒られ……。1話序盤のあのクールさは何だったんだと思うくらいメンタルがズタボロになって微妙に精神退行してるイサミさんがあまりにも不憫過ぎて、放送時には「イサミかわいそう」がまさかのトレンド入りｗ
いやでも本当にかわいそうというか……令和のシンジくんというか。
しかもこの後、イサミは仕方なくブレイバーンに乗ってスペルビアと戦って勝つのですが、なぜか戦闘後に服が弾け飛んで全裸になってしまい、コックピットから出られなくなるというｗ
もうやめてあげて……。

この他にも再三に渡って人の話を聞かずに遮るブレイバーンや、情けないイサミに代わって自分が乗ると提案したのに「生理的に無理」とブレイバーンに断られてしまったスミス、「ガガガ、ピー」くらいしか喋らないスペルビアの声優がまさかの杉田智和さん、破壊されたスペルビアの（おそらく）コックピットから投げ出された謎の美少女とスミスが邂逅、など~~ツッコミどころ~~見どころ満載！

そしてEDテーマ。イサミ役の鈴木崚汰さんとスミス役の阿座上洋平さんが歌う「双炎の肖像」。今どき珍しい硬派なキャラソン……なのですが、本編で死ぬほど笑った後も油断できません。
ロボットモノでよくある荒れ果てた戦場をバックに佇む2人。EDは真面目な演出でしめるのかなと思いきや、歌に合わせて戦場でそのまま歌い出すイサミとスミスｗ
しかもなぜか途中で脱ぎ始め、半裸の男2人が最後には手を繋いで熱唱するという意味不明な演出。最後の最後まで笑わせにくるブレイバーンでした。