2話のあらすじ
憑依した千夜のパワーで摩利人に一発ぶちかました荒仁。その噂は瞬く間に校内を駆け巡り、荒仁は注目の的になってしまう。肝心のまほろには冷たくされるのに、荒仁のパンチに惚れ込んだ摩利人からはシグマスクワッドに入るよう猛烈なアピールをされ……。
2話の感想
千夜が憑依することによって人間離れしたパワーを手にすることができる荒仁。放ったパンチは相手の腹にくっきりと拳の痕が残るほど。ただ憑依するのは一瞬だけのようで、パンチを放った後は無防備な状態になり摩利人には呆気なくKOされてました。
周囲の人間に千夜の姿は見えていないので、荒仁がものすんごく強いと勘違いした摩利人はその強さに惚れ込み、シグマスクワッドに勧誘することを決意。
しかし一方で、自分からけしかけておきながら最愛の兄を傷つけられ激怒するまほろちゃんは、荒仁に対して憎しみを向けるようになり……ここから荒仁の受難が始まりましたw
2話では主要人物の人となりがだいぶはっきりしてきて、改めてキャスティングが豪華かつだいぶユニークだなあという印象です。
一番印象的なのは何と言っても摩利人役の佐々木望さん。佐々木さんと言えば一時期を堺に声ががらっと変わったことで知られており、声変わり前は血気盛んな生意気盛りの少年役が多く、声変わり後はクールで冷徹な青年役が多くなりました。今回の摩利人も後者なのかなと思いきや、荒仁に惚れ込んだ後はまるで少年のように表情がころころと変わりむしろ可愛い。ハスキーな声になってからの佐々木さんにしてはかなり珍しい役どころで、かっこいいのに可愛いという聞いててとにかく楽しいキャラクターです。
次にそんな摩利人の妹であるまほろ役の永瀬アンナさん。初ヒロインを演じた「サマータイムレンダ」以降、飛ぶ鳥を落とす勢いで出演作を増やし続けているアンナちゃん。声質的にサバサバした気持ちの良い性格の女の子を良く演じているイメージでしたが、まほろはその真逆。兄(と騙す相手)にだけはぶりっ子で、その本性は兄に対して並々ならぬ思いを寄せるヤンデレブラコン。もはや恋愛感情まで抱いていそうなレベル……。そんなまほろをぶりっ子時はとにかく可愛く、でも荒仁相手には心底冷たい声で演じ分けていてさすが。
その他にもベテランの山口勝平さんや斉藤次郎さんが高校生(?)ヤンキー役で出演していたりとキャスティングがかなり面白いですね。気弱な冴えない教師役をチョーさんが演じているのも作品のスパイスになっていて楽しい。
あと何気に荒仁の破天荒なお母さん役があのならはしみきさん(クレヨンしんちゃんで野原みさえを演じている方)なのもすごいw
作画も本当に素晴らしくて、第2話では荒仁の幼馴染にして魅那斗會の1年生・真宝と、シグマスクワッドの1年生・蛇走のタイマンが描かれました。これがかなりの長尺で、しかもものすごいクオリティ。もはやヤンキー同士の喧嘩のレベルを超えためちゃくちゃかっこいいバトルアクション。顔や攻撃アクションのアップだけで誤魔化さず、しっかりと全身の動きを丁寧に描いていて、まさに大好きなタイプのアクションで最高でした!
まほろちゃんと仲良くなりたくて摩利人とタイマンしたのになぜかヤンキーにばかりモテてしまい肝心のまほろからは冷たくされるという不憫な主人公・荒仁。しかも彼にしか見えない自称“本気人”の千夜は強い相手と戦いたくてうずうずしているらしく、喧嘩と見れば首を突っ込もうとする厄介な相棒。
不憫ではあるのですが当の荒仁がまほろちゃんにモテることにしか興味がなく、結局はそのせいで自分から面倒事に巻き込まれにいっているのが笑えます。
第2話ラストでは荒仁の強さに惚れた摩利人、魅那斗會総長の拳一郎と真宝からそれぞれチームに加わるよう誘われモテモテになってしまった荒仁。ヒロインまほろはそっちのけで、主人公の奪い合いが始まりそうな予感。
“本気人”を名乗る千夜って何者なのかとか、そもそも本気人の伝説って何? とか、真宝が手紙を書いていた兄は何者なのかとか、荒仁と真宝に昔何があったのかとか、気になる要素はいっぱいあるんですが、物語の持つ圧倒的なパワーにぐいぐい引き込まれて伏線とか気にする暇もない超楽しいアニメです。
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※本ページの情報は2024年1月時点のものです。
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