18話のあらすじ
洞穴の奥で見つけた“白いカケラ”と大量の人骨。襲い来る猿から逃れ、雪哉は若宮とともに地下街へと戻ろうとするが、道しるべの糸はなぜか途中で切られていた。一本道だったはずの洞穴には無数の分かれ道、戻る術を失った2人に再び猿が襲いかかり……。
18話の感想
八咫烏の正気を奪う危険な薬、どこからともなく現れた人喰い猿、唯一生き残った小梅と行方不明の父・治平、そして山内を守る結界。
第2クールから始まった「黄金の烏」編で散りばめられてきた謎が解き明かされる伏線回収、ついに来ました!
まずは雪哉が洞穴の奥で見つけた大量の人骨と朔王に取ってくるよう頼まれた“白いカケラ”の正体、雪哉は猿が喰った八咫烏の骨なのではと疑っていましたが、実は文字通り人の骨。八咫烏とは違う「人間」の骨。
それを聞いて雪哉は「人間ってなんですか?」と怪訝な顔……これが結構衝撃だったんですが、人間を知らなかったんですね。人の姿に転身できるのだからてっきり外界には人間が住んでいることを知っているものとばかり……。
若宮曰く、外界について知っているのは一部の八咫烏のみで普通は人間なんて生き物が存在していることすら知らないんだそう。
雪哉が読んでいた外界についての書物を見るに、どうやら外界の文明レベルはほぼ現代そのもののようです(スーツや車、バイクなどの絵が描かれていました)。
で、洞穴の奥に人骨があったということはあの場所は外界と山内のちょうど境目。猿たちは元々は外界の生き物だったようです。
以前若宮が結界を張り直している際に「八咫烏は山内の外に出ると戻って来られない」と言っていましたが、今回若宮と雪哉は洞穴の奥が結界の外だと知らずに出てしまい戻って来られなくなってしまいました。朔王が雪哉にヒントを与えてはいたものの、中々に意地悪な試し方しますね……。
結界には山内を守るため外敵を侵入させない不思議な力が働いているようですが、若宮は最近この結界が弱まっていると発言。猿が出入りできるようになったのもこれが原因のよう。
問題はここから。朔王は猿たちの侵入経路は中央にあり何者かが手引きしていたのではと推測。
なんでも一部の八咫烏の中には人間の骨を欲しがる者もいるらしく、猿に烏を喰わせる代わりに人骨を手に入れて売りさばいていたのではと。
でも人間の骨なんて何に使うの? と思っていたら……まさかの薬でした。最近山内に出回っていると若宮たちが調べていたあの「仙人蓋」です。摂取すると気持ちよくなるものの依存性が強く、最終的には正気を失い人の姿に戻れなくなるという危険な薬。
そこで思い出すのが小梅の存在。父・治平の商売のために北領にやってきた際、立ち寄った村で猿に襲われるも唯一助かったという彼女。
もしもこの治平が商売のために猿と取引し、警備は手薄だけど食糧(=八咫烏)はたくさんある北領へと猿を手引していたのだとすれば、娘である小梅だけが助かった理由も、治平が姿を消した理由も全て納得いきますね。小梅があまりにも不憫だけど……。
しかしこれだけでは終わらずまだどんでん返しがありそうな予感。今回最後にちらっと映った首吊りはもしかして……。
次回のタイトルが「涸れ井戸」なのも気になります。まさか井戸が涸れたことにも意味が?
ところで招陽宮に軟禁されていたはずの若宮がなぜ洞穴に現れたのか問題。澄尾さんが見張っていたのにどうやって抜け出したのか、やはり浜木綿様がグルだったようです。それどころか真赭の薄と菊野さんまでグルでしたw
若宮だと思われていたあの後ろ姿は菊野さんの変装だったんですね。若宮は菊野に変装して真赭の薄様と一緒に堂々と抜け出したようですが、その時の後ろ姿が妙にガタイが良くて笑いました。澄尾さんも大変だ。
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※本ページの情報は2024年8月時点のものです。
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