アニメアニメ感想

四畳半神話大系 第一話 テニスサークル「キューピット」 感想

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1話のあらすじ

大学3回生の「」(CV.浅沼晋太郎)は深夜に度々現れるラーメン屋で、自らを神と名乗る男・樋口(CV.藤原啓治)から縁結びの話を持ちかけられる。
「私」は薔薇色のキャンパスライフを夢見ていたが入学した時に数あるサークルからテニスサークル「キューピット」を選んだものの、一向に上手くならないテニスとコミュニケーション能力の低さで孤立してしまう。そんな中、同じ境遇で妖怪のような見た目をした小津(CV.吉野裕行)と出会ってしまったことから「私」の運命は大きく変化していくことに。

1話の感想

・ストーリー
大学3年生の主人公「私」を中心に、悪友の小津、後輩の気になる女子・明石さん、そして神を名乗る不思議な男・樋口師匠との奇妙な大学生活が描かれる作品。物語としては「私」が小津にそそのかされ人の恋路を邪魔しまくる「黒いキューピット」になるも、後輩の明石さんが気になり始めるというシンプルなものなんですが、とにかくセリフ量が尋常じゃなく多く、思わず笑ってしまうセリフやシーンも盛り沢山であっという間に1話が終わってしまいました。ものすごい濃密な1話でした。
登場人物は皆標準語ですが、舞台が京都ということもあり京都の地名や背景がたくさん出てくるのも楽しい。

・作画
キャラデザがそもそも特殊で、世界観も超特殊。これぞ湯浅監督作品。人物の彩度が低めなのか一瞬白黒にも見えるキャラデザに最初はびっくりしたんですが、話の面白さもあってすぐに慣れました。むしろこの奇抜さがクセになっちゃう。
緊張している様を全身が角張った線で表現していたり、びっくりした時に目が✖︎になったり、古き良き漫画表現が使われているのも今見ると斬新ですね。

・声優
この作品の一番の魅力と言ったらやっぱり豪華声優陣による圧巻のセリフ量。特に「私」を演じる浅沼さんのセリフ量はこれまで見てきた中でもおそらく随一です。そのセリフ量を詰め込んでいるためものすごい早口で、多分ぼーっとしてたら何も頭に入ってこないかもしれないくらい笑。でもすごいのがこれだけの早口でありながら、何を言っているのかはっきりと聞き取れるくらいの滑舌と、早口を維持したまま感情表現も抜群であること。改めて浅沼さんの演技力を思い知らされました。もうこの浅沼さんの素晴らしい滑舌を聴けるだけで極上の幸せ。
樋口師匠役の藤原啓治さんのお声を聴けるのも今となっては貴重です。飄々としていて、何者なのか本心を見せないお芝居もさすがです。
小津役の吉野さんと明石さん役の真綾さんもピッタリ。他にも1話ではちょっとだけの出演でしたが諏訪部順一さんや甲斐田裕子さんなど超豪華。この上なく耳が幸せなアニメです。

・総評
初放送されたのが2010年4月ということでなんと12年前もの作品。名作として語り継がれてきましたが、今回初めて見ることができて想像の百倍くらい面白かったです。声優さんの超絶セリフ量もすごいんですが、単純に話も声出して笑えるくらい面白い。湯浅監督作品に限らず、クセの強いアニメ大好きなんで最後まで楽しみに見たいと思います。

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