アニメアニメ感想

ヴィンランド・サガ #12 「対岸の国」 感想

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12話のあらすじ

トルケル軍からクヌート王子を奪還したアシェラッド兵団。追ってくるトルケル軍から逃げ進軍していた一行だったが、アシェラッドはセヴァーン川にて一時足を止めていた。渡し舟の老人に手紙を渡したアシェラッドは大至急向こう岸へと届けるよう伝える。それは援軍を要請する手紙だとアシェラッドは仲間たちに伝えるが……。

12話の感想

珍しく血生臭い描写がほとんどない「ヴィンランド・サガ」では珍しい回となりました。嵐の前の静けさと言わんばかり。BGMも静かで全体的に上品な仕上がりでしたが、ラストに向けて次第に盛り上がっていく高揚感が素晴らしかった。
またアシェラッドの思慮深さが垣間見えるシーンも多かったですね。兵団の仲間たちやビョルンでさえ彼の思惑には気づけないところから、一人だけ見えてる世界が違うんだろうなあと。あと野蛮に見えて目上の相手に対する礼儀作法がすごい。
何よりも気になるのが、アシェラッドが援軍を要請したのがウェールズの小国だったこと。ウェールズとどういう繋がりが? 渡し舟の老人が自分と同じ訛りのイングランド語だと言っていたのは、ウェールズ訛りだったってことでしょうか。やはりアシェラッドはウェールズと何か繋がりがありそう。アシェラッドの素性がますます気になるエピソードでした。

そしてクヌート王子……ついに、喋った!! まさかの一言目が「ハヤブサ……」だとは思わなかった。ラグナルさんとしか話さないのかなと思っていたので、アシェラッドやトルフィンもいる前で喋ったのも意外でしたね。作中では結構長いこと一緒に行軍してるようなので、少しずつ信頼できる相手として認識していたんでしょうか。
クヌート王子とトルフィンはどうやら同い年のようですが、顔つきの違いがなんとも……。昔のトルフィンもこのくらい純粋な目をしていたのに。
ただ気になるのはクヌート王子の素顔を見たアシェラッドの反応。顔を見れば相手がどんな人間か分かると言っていたアシェラッドが、王になれる器ではないと言いつつこれからだと言っていたのが気になります。何か思うところがありそうな。

個人的に良かったのはヴィリヴァルドとヴァイキングたちの会話。クヌート王子を無事に送り届けたあかつきにはどんな報酬が貰えるのかと夢を語るヴァイキングたちに対し、ヴィルヴァルドが語った何よりも価値のあるものは「愛」。印象的だったのは意味分からんと呆れるヴァイキングたちの中に、「もっと聞かせてくれよ」と真剣に受け止めていた人がいたこと。そのやり取りがなんだか心に残りました。

さて川を渡ってウェールズへと入ったアシェラッド兵団、ひとまずトルケル軍から追われることはしばらくなさそうで一安心かと思いきや、モルガンクーグ王国から隣の小国へと入るところで待ち伏せに遭ってしまいます。敵が何なのかまだ掴めませんが、次回はまた戦闘となりそう。トルフィンがクヌート王子を守りながらの戦い、期待です。

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