1話のあらすじ
婚約者とその友人を惨殺した罪で死刑囚となった男・佐竹博文(CV.杉田智和)。独居房で死刑執行を待つ佐竹だったが、刑務官の下田(CV.内田雄馬)から借りた本を読むなど穏やかな日々を過ごしていた。
佐竹と親しくなった下田は彼が最後の晩餐に鯛の刺身を食べたがっていることを知り複雑な心境を抱くも、その直後に彼の死刑執行日が決定したことを知ってしまう。
1話の感想
「秘密結社 鷹の爪」を制作したDLEのアニメだけあって、シンプルなキャラデザがシンプルに動くだけの低予算を感じられるアニメ。ただ原作がYoutubeで公開されている漫画(手描き漫画に音声を合わせた動画)なので、綺麗な作画で動くアニメよりむしろ違和感はないかも。
ちなみにわたしは原作動画は未視聴なんですが、Youtubeに慣れてる層にはテンポがものすごくゆっくりに感じられるかもしれません。原作が10分~20分弱の長さに対して、このアニメは30分枠なので。
物語は死刑囚の佐竹博文が死刑執行され、その後死の淵から蘇りヒューマンバグ大学の教授からその理由を説明されるという内容。
前半は執行日まで穏やかな日々を過ごしていた佐竹と刑務官・下田の交流や、執行に立ち会うことになった刑務官たちの苦悩などが描かれ、アニメの雰囲気に反してかなり重い内容。
特に佐竹が死刑執行される直前の、死に怯えて泣き叫ぶシーンは見てて非常に辛くなったので見る人を選ぶ内容かも。
ただその反面、絞首刑の仕組みや死刑囚に執行日をあらかじめ伝えない理由、最後の晩餐を用意しない理由、床板を開くボタンが三つあり刑務官三人が同時に押すことなど中々知る機会のない事情を事細かに説明してくれるのが面白い。
佐竹が死刑から蘇生した理由や世界各地で報告されている死亡を確認された人が蘇った事例など、トリビア的な情報を満載で思わず「へえ」と言ってしまう楽しみ方も。
とはいえ結構がっつり死というものを取り扱っている上に、医療監修と法律監修もついてるので中身はかなりリアル。苦手な人は気を付けましょう。
声優さんもとにかく豪華で、個人的には佐竹役が杉田智和さんなのがキャスティングの時点で面白いのが卑怯だなと思います。もちろん真面目に演じてくださっていますが、ところどころに挟まれるチビキャラの佐竹の声は結構フリーダムで可愛くて面白かったです。
全体的に知らないことを知れて楽しめましたが、テンポが少しゆっくりだったのと(説明セリフが多かった)なんと言っても怪我や病気の描写が多いのでグロイの苦手な自分が果たしてどこまで耐えられるかが不安です。声優さん豪華なのでなるべく頑張りたい!
ちなみにこの「ヒューマンバグ大学-不死学部不幸学科-」は現在全12話を収録したBlu-ray BOXの制作を目標したクラウドファンディングが行われているとのこと。
プロジェクトに参加すると特典として原作Youtube未公開台本がもらえたり、スペシャルサンクスに名前が載るものもあるようなので気になる方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
「ヒューマンバグ大学-不死学部不幸学科-」Blu-ray BOXの制作
動画配信
見放題独占配信
↓Amazonプライム会員なら月額600円でAmazonプライムビデオ見放題や無料の配送特典などお得なサービスを受けられます。他にも多数のサービスを利用できるのでオススメです!



コメント