虫かぶり姫第1話「見せかけの婚約者」感想

アニメ

2022.10.07

1話のあらすじ

本好きが高じて「本の虫」ならぬ「虫かぶり姫」と呼ばれている侯爵令嬢のエリアーナ・ベルンシュタイン（CV.上田麗奈）は王太子のクリストファー（CV.木村良平）から互いの利点のために婚約者にならないかと提案される。婚約者になれば憧れの王宮書庫室を利用できると知ったエリアーナはその提案を受け入れ、2人は見せかけの婚約者となるが……。

1話の感想

少女漫画チックなふわふわほわほわした世界観ですが、原作はいわゆる”なろう系”でおなじみの「小説家になろう」で連載されていたライトノベル。なろう系はどうにも苦手で今まで避けてきたものの、これは異世界でもなければ転生もしないので興味を持ちました。

第1話の感想としては面白いけどちょっとスパイスが足りない感じ。
常に一定のテンポで話が進む上にエリアーナ視点固定で物語が語られるので、1話の時点では「？？？」となるシーンも多かったです。
特に行儀見習いのアイリーンがお茶会でなぜか水をかぶってたことや、優しかったグレンやテオドールが急に冷たくなった理由など、明かされぬまま時が過ぎてしまったので結局なんだったんだろうと分からないまま1話が終了。
おそらくエリアーナ視点で固定されているため、徐々に彼女が真相を知っていくという構成なのでしょうが、それにしても明かさな過ぎてこれでは原作未読の視聴者は1話で離れていく人も出てしまうのでは。もう少し話全体に抑揚もほしいところ。

ただ作画はわりと安定していて特にエリアーナが可愛かったので、なんとか飽きることなく1話は最後まで見ることができました。
上田麗奈ちゃんのお声もぴったりで可愛いですし、全体的に声優が豪華なのでありがたいですね。
個人的にはクリストファー役の木村良平さんが合いすぎててちょっと笑いました。本当にこういう役ぴったりですね。

今後も視聴継続するかどうかは2話の展開次第になりそう。おそらくエリアーナにしっかり好意を抱いているであろうクリストファーに対し、自分はかりそめの婚約者と思い込んでエリアーナ。2人が両想いになるまでをどう描くのかと、そして1話で起きた真相の分からない事件や出来事の伏線をどう回収していくのかが気になります。