僕のヒーローアカデミア（第6期）第119話「エンカウンター2」感想

アニメ

2022.11.07

119話のあらすじ

ついに目覚めた死柄木、それを止めるべくエンデヴァーは全力で倒しにかかるがオール・フォー・ワンから個性を受け継いだ死柄木はどれだけ攻撃を受けてもすぐに回復してしまう。死柄木はエンデヴァーの攻撃をいなしつつ、頭の中で響く「ワン・フォー・オールを……」という声に従いデクの姿を探し始める。エンデヴァーの無線を通して自分が狙われていると知ったデクは……。

119話の感想

オール・フォー・ワンから多数の個性を受け継ぎ目覚めた死柄木。しかもその体は個性なしで上空にジャンプしたり腕の力だけで空中の攻撃をかわしたりするほど強化されており、もはや完全体の脳無と言っても過言ではない強さ。
エンデヴァーどころか、相澤先生に個性を抹消されながら複数のプロヒーローと互角に戦えてしまう強さにますます絶望感が……。

今回はそんな死柄木の絶望的な強さに繋がるこれまでの物語の積み重ねが感じられました。
ワン・フォー・オールという相手の個性を奪い、それをさらに他者へと与えられる個性。これによって生み出された最強の敵ヴィラン・死柄木。
それと以前、個性を奪われヒーロー活動を休業することになったラグドールの「サーチ」という個性。それが今回死柄木が遠く離れたデクくんの居場所を察知するというかなり重要な使われ方をしました。このためにラグドールが狙われたのかと伏線回収に感動。
また対脳無と死柄木に対して相澤先生の個性がバリバリに活躍しているのも、やっぱり感動。デクくんたちの担任である相澤先生がここまで重要なポジションになるのも上手いですよね。めちゃくちゃかっこいい……。

そしてデクくんと死柄木。生まれ育った環境や境遇がまるで対のようになっていて、2人がそれぞれ違う道を歩んでいたらもしかしたら今と真逆の立ち位置になっていたかもしれないというのがなんともエモいし辛い。そんな2人がワン・フォー・オールに導かれて、ついに再会してしまうのかと思うと……ｳｯ。
しかし同じく無線を聞いてデクくんと一緒に即座に動き出したかっちゃん、尊すぎてﾋｪｯとなりました。
かっちゃんにとっても死柄木は因縁の相手だからとはいえ、普段はあれだけ口悪いのにこういう時の判断力と即座に動ける行動力素晴らしい。
このためにかっちゃんも秘密を共有する関係になったのかという伏線回収もまた最高。そして久々にかっちゃんのデクくんに対するコンプレックス（ライバル心）が聞けて歓喜でした。やっぱりこの幼馴染の関係性最高なのよ。