アニメアニメ感想

ゴールデンカムイ(第四期) 第四十二話 「甘い嘘」 感想

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42話のあらすじ

登別で菊田らと合流した鶴見中尉は、有古が持ち帰った都丹のものとされる刺青人皮を手に入れていた。だが翌日、有古は鶴見中尉の持つ6枚の刺青人皮を持って逃走。死んだはずの都丹と合流して土方一味と合流する。その真意とは果たして……?

42話の感想

杉元たちが樺太に滞在する中、北海道では鶴見中尉率いる第七師団と土方一味による水面下での争いが激化。その両陣営に挟まれた有古はその抗争に巻き込まれることになってしまいます。
原作でもここの時系列はちょっと分かりづらかったんですが、まとめると、
有古が雪崩に巻き込まれた都丹を助ける→土方にアイヌのことでそそのかされる→都丹の偽刺青人皮を持って帰る→鶴見中尉に裏切りを見抜かれ二重スパイにされる→6枚の刺青人皮を持ち出して土方一味と合流、という流れのはず。
ここの鶴見中尉と土方さんの心理戦の読みあいはかなり見応えありますね。人間の心理をついての頭脳戦は鶴見中尉の得意とするところですが、読み負けていない土方さんも相当な切れ者なのが伝わってきます。そしてアイヌであるがゆえにそこに巻き込まれてしまった有古……中々の不憫。

ところで今回TVアニメでは初登場となる夏太郎がしれーっと何事もなかったかのように出てきて笑いました。原作ではかなり前から出ているキャラなんですが、初登場時のエピソードである「茨戸の用心棒」がTVアニメ版ではカットされてしまったためその後も登場シーン全てカットされていた不憫なキャラ。ちなみに茨戸の用心棒はOAD化されているので、声優は羽多野渉さんが続投。OAD未視聴なので初めて夏太郎の声聞いたんですがはまり役でまた笑った。ここから夏太郎も活躍してくるので登場させてくれて嬉しい。

さて一方の樺太では、杉元一行とエノノカ・リュウ・ヘンケとの別れが訪れます。チカパシも杉元たちと一緒に北海道に戻る予定でしたが、エノノカたちと本当の家族になりたいという思いを捨てきれず最後には樺太に残る決断をしました。
原作でもグッとくるシーンですが、声がつくとまた泣けてきますね……。泣きながら背中を押す谷垣ニシパがかっこいいんじゃ……。

そして問題の鯉登少尉がついに鶴見中尉の本質を知ってしまう話。原作でも背筋がゾッとするシーンでしたが、月島軍曹役の竹本英史さんのお芝居が心底怖くて震えました。月島って第七師団の中でも唯一の良心というか常識人だと初期では思われていたものの、この辺りからもうとっくにこの人の心は壊れていたんだなというのが見え始めてめちゃくちゃ怖いんですよね。
全てを知ってしまった鯉登少尉が鶴見中尉に怒りを覚えるのかと思いきや、いつもの様子に戻って「鶴見中尉すご~い!」とIQが0になってしまうところも一見笑えるものの、マジでたぶんこの時精神崩壊したんじゃないかと思ってしまう。今後も繰り広げられる鶴見劇場に対して、月島と鯉登少尉がどう向き合っていくのかも注目ポイントです。

見どころいっぱいの第42話でしたがラストの、アシリパさんを鶴見中尉に合わせようとする杉元に対して本気で怒る白石のシーンが一番胸に刺さりました。アシㇼパさんをこれまでと同じようにずっと守り切ろうとする杉元に対し、樺太で一緒に行動していた白石は彼女がもう自立してこどもから大人へと変わり始めていることを勘付いていたんでしょうね。白石は本当にアホで馬鹿で汚いヤツですが、きっとすごく仲間たちのことを見ていて、そして仲間想いの本当にいいヤツなんですよ……もうここからの白石本当にいいヤツでかっこいいので好き……。イトケンさんの白石最高。

放送休止について

公式サイトで放送休止が発表されました。メインスタッフの急逝により制作が困難になったとのことで、まずは亡くなられた方のご冥福をお祈りします。素敵なアニメをありがとうございました。
放送休止は悲しいですが、スタッフさんたちが万全な体制で、クオリティの高いアニメを作ってくださるならいつまででも待つ所存です。

なお今後の放送については、11月14日にはOAD第1弾「茨戸の用心棒/怪奇!謎の巨大鳥」を放送予定で、その後は第4期を1話(通算37話「あばよロシア」)から再放送するとのことです。

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