1話のあらすじ
近代文明の崩壊から400年、魔法と剣が支配する混沌の世界。闇の反逆軍団に襲撃されるメタ=リカーナ王国で、大神官の娘ティア・ノート・ヨーコ(CV.楠木ともり)は一つの決断を迫られていた。ヨーコと姉弟のように育った少年ルーシェ(CV.伊藤かな恵)には伝説の魔法使いが封印されており、清らかな処女の接吻でその封印が解けるのだという。ヨーコは王国を守るため封印を解くことを決意するが……。
1話の感想
冒頭、いきなり小難しい世界観の説明が始まってちょっと心が折れそうになりました。
人間同士の争いを終わらせるため、科学の力によって生み出された兵器(?)のようなものが地上を荒らしまわり、しかし突然どこからか竜のような戦士のようなものが現れそれを阻止。けれどその争いで近代文明が崩壊、多くの人類が巻き込まれ亡くなった。……というような話でした。
舞台はそれから400年後の世界。
闇の反逆軍団と名乗る魔物? モンスター? たちによってヨーコやルーシェの住むメタ=リカーナ王国が襲撃に遭っているところから物語は始まります。ルーシェはまだ幼い少年ですが、その中には伝説の魔法使いが封じられており清らかな処女の接吻で蘇るとのこと。ヨーコは王国を救うためルーシェにキスをし、するとルーシェの姿が成長し伝説の魔法使いダーク・シュナイダーが蘇るというのが第1話のあらすじ。
原作は1988年に連載が始まっただけあり、暴力描写が過激だったり(グロイというより血みどろ)、王女様の衣装がやたら露出度高かったり、いろいろな意味で令和のアニメより攻めてる印象。
しかしそれ以外では特に古臭さもなく絵柄も可愛い。ダーク・シュナイダーがかっこいいです。
特に面白いと思ったのはヨーコとD・Sの関係。D・Sはルーシェの中に封じ込められていたこともあり、全て記憶があるらしくずっとヨーコに守られていたのを覚えているそう。なのでヨーコだけは助けると宣言したり、ヨーコに怒られたら渋々言うことをきいたりするのがちょっと可愛い。
BASTARD!!は1992年にOVAが発売され当時からのファンにとっては矢尾一樹さんのD・Sが印象深い方も多いそうですが、個人的には谷山紀章さんのD・Sもかっこよくて声も合っていたように感じます。どちらも型破りで唯我独尊なキャラが良く似合うお声ですよね。
ヨーコ役の楠木ともりちゃんもルーシェ役の伊藤かな恵ちゃんも可愛かったです。ルーシェの声は、無理に低音を作ろうとせず、声自体は可愛いままにお芝居で男の子っぽさを表現されていたのが印象的です。声の低さだけが男の子の表現ではないというのが声優さんのお芝居の面白いところ。
冒頭の長々とした世界観の説明にはちょっと出鼻をくじかれましたが、キャラの可愛さと作画の綺麗さ、そしてシリアスの中に入ってくる笑いの要素が「なんか面白いかも」と思わせてくれるちょっと不思議なアニメでした。
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※本ページの情報は2023年1月時点のものです。
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