14話のあらすじ
脱走した奴隷はアルネイズのかつての夫・ガルザル(CV.増元拓也)だった。ガルザルはアルネイズを連れて行こうとするが、部下を1人殺された蛇はそれを阻止しようとする。
アルネイズの自由を願うエイナルは蛇を止めようと斧を手にするが……。
14話の感想
クヌート軍が農場に迫る中、トルフィンたちのもとにはもう一つの嵐が近づき始めました。
その嵐を連れてきたのはアルネイズの元夫・ガルザル。奴隷だった彼は主一家を殺し、さらに蛇の部下も1人殺し今や脱走奴隷となって追われる身。
ガルザルをアルネイズから引き離し捕らえようとする蛇に対し、エイナルはアルネイズを助けようと一度は蛇を止めようとしたものの、トルフィンになだめられ事なきを得ました。愛するアルネイズさんのためなら自分とじゃなくても幸せになってほしいと願えるエイナルの心は美しいけれども、力を持たない彼にはどうすることもできないのが現実。
結局ガルザルは捕らえられ、連れていかれてしまいました。
それでもなんとかガルザルを助け出そうとするエイナルに対し、アルネイズさんは初めて自らの過去について語りだします。
かつて夫と息子と3人でスウェーデンに暮らしていたこと、近くで鉄が取れる場所が発見されそこが争いの元となったこと、争いに参加するためガルザル含め村の若い男たちはみんな行ってしまったこと、その隙に村は襲撃を受けアルネイズは息子と引き離され奴隷として売られてしまったこと……。
ガルザルと会うのはそれ以来だったということで、再会した時のアルネイズの驚きがこの話を聞いてからだとよく理解できますね。風貌も出で立ちもすっかり変わってしまって。
ガルザルも奴隷になっていたということは鉄争いで負けて奴隷にされてしまったのかな。2人の息子はどうなったんだろう……。
今やケティルの子をお腹に宿していると告白したアルネイズは「嵐が過ぎ去るのをじっと待つしかない」と暗にガルザルとはもう会わないことをエイナルたちに聞かせます。
しかし皆が寝静まった夜には1人で外へ……。彼女の複雑な思いが伝わってくる14話でした。
アルネイズを引き留めようとしたスヴェルケルさんが語った、かつてのケティルの想い人が戦いに巻き込まれて命を落とした話にしても、アルネイズとガルザルの話にしても、今の時代からは想像もつかないほど残酷で過酷な世界です。現代でも、人1人ではどうしようもないことってありますが、それとは比べ物にならないですね……。
果たしてアルネイズは嵐が過ぎ去るのを待つのか、それとも自ら嵐の中に踏み込んでいくのか。
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※本ページの情報は2023年1月時点のものです。
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