5話のあらすじ
人面蝶の毒にやられ気を失っていた佐切。目が覚めると画眉丸はすでに周辺を探索し終えたところだという。仙薬の実を探す手がかりとして、まずは異形の怪物たちについて調べるということで画眉丸たちと杠たちは意見を合致させる。
そんな中、佐切は兄弟子の源嗣から「女には荷が重すぎる」として島から出るよう言われてしまい……。
5話の感想
仙薬の実を見つけるまでは協力するという結論にいった画眉丸と杠。すでに監視対象の罪人が死んでしまった源嗣も加わって、パーティは5人となりました。
しかし協力関係とは言え、相手は口を開けば嘘ばかりのくのいち・杠。ということで画眉丸も「仙薬なんて今回初めて聞いた」と早速さりげない嘘。実際には石隠れの里では不死の忍がいたようですが。
とはいえこの危険な島で5人で行動できるというのはかなり有利ですね。何より杠はともかく彼女の監視役である仙汰はかなり信用できそうですし。
ただ源嗣の方はというと……この時代には仕方なかったことですが男尊女卑の思想がかなり強い人物。佐切相手に「女は結婚して子どもを産むのが仕事」とはっきり口にして1人で帰るよう言い出します。彼なりの気遣いではあると思うんですけどね。佐切にとっては屈辱以外の何物でもない。
その上、佐切が「自分のことは自分で決めます」と反抗したらキレて斬りかかるレベル……。杠のハニトラにかかったくせに、女というものをかなり見下してるんだろうなー。
まあ次回はそんな彼にとって生きる死ぬかの瀬戸際となりそうですが。
さてそんな画眉丸一行とは全く別の場所では、ヌルガイと典坐のコンビが初登場。
2人は仙薬よりも自分たちの命を最優先し島からの脱出を図っていました。しかし島をぐるりと囲むように座礁船の残骸が浮かび、さらにそこにはタコの触手のような巨大な化け物たちの姿が。
結局2人は命からがら島へと逃げかえることに……。
個人的にはこの2人、画眉丸と佐切よりも主人公っぽいコンビだと感じました。
ヌルガイはまつろわぬ民と呼ばれる山の民の生き残り。サンカとは独自の文化で山野を生きる者たちの総称。しかしこの時代では幕府に帰順しないため逆賊として処刑の対象になっているのだとか。
そうとは知らずに山で迷っていた侍たちを助け集落へと招いてしまったヌルガイは結果的に、仲間を皆殺しにされ自らは死罪人になってしまったという、あまりにも重い過去を背負っていました。
そんなヌルガイを救ったのが典坐。無実の子どもが処刑される理由が理解できないとしてヌルガイを仙薬探しへと誘い、さらに「自分のせいで仲間が殺されてしまった」と自暴自棄になるヌルガイを叱咤激励。猪突猛進気味で頭の方はあまりよろしくないようですが、性根はまっすぐで本当にいいヤツなのが伝わってきました。

他の死罪人や執行人たちがどれもこれも裏切り、騙し、殺し合いなのに対してこの2人の純粋さよ。めちゃくちゃ心洗われました。マジで主人公コンビ並みの爽やかさ……。
しかも男の子かと思われていたヌルガイが実は女の子だったので(ヌルガイは典坐を気に入って生きて戻れたら婿に来い発言も)このままいくとバカップルコンビになってしまう。幸せになってくれ……。
ちなみにヌルガイ役の声優は小市眞琴さん。代表作としては「アイドルマスターシンデレラガールズ」の結城晴などがありますが、今年2023年には主役級のアニメがなんと10作も! 今年一気に知名度が上がりそうな声優さんです。
一方の典坐役は小林裕介さん。クールから気弱から熱血までなんでもござれなオールマイティの声優さんですが、個人的には典坐のようなちょっとおバカで熱血なキャラは珍しいかもと思いました。典坐にはぜひ最後まで生き残ってほしい……。
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※本ページの情報は2023年4月時点のものです。
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